「DRAGON QUEST YOUR STORY」にて、「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会が、「小説版ドラゴンクエストV」内に登場する主人公への特別な呼びかけである「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」を改変し、「リュカ・エル・ケル・グランバニア」として無断で使用したとする件で、小説家の久美沙織氏は11月26日、ツイッターで訴状が裁判所に到達したことを報告した。
#リュカ搾取 #映画ドラクエ
— くみさおり (@kumisaori) November 25, 2020
訴状が裁判所に到達しました。
事件番号もつきました。令和2年(ワ)第92号 名誉回復措置等請求事件です。
みなさまにご支援いただいた資金で、戦っていきます。
どうもありがとうございます。
これからも公開できることは報告します。
2019年8月2日に公開された「DRAGON QUEST YOUR STORY」の主人公の名前が、久美沙織氏の著作「小説版ドラゴンクエストV」内に登場する主人公の名前と同じ「リュカ」であること、また、主人公への呼びかけである「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」を「リュカ・エル・ケル・グランバニア」に改変され使用されているにもかかわらず、契約をしていないためクレジット表記がないことに久美沙織氏が異議を唱え、謝罪やクレジットの表記を求めて2019年8月2日に本人訴訟を起こした。
当初は、製作委員会を相手どった非金銭の本人訴訟であったが、法令上は可能であっても実務上適当でないため、そして「クリエイターを軽視しないで」というメッセージを発信するため、2020年8月に久美沙織氏はリーガルファンディングにて訴訟の資金を集めるプロジェクトを発足。2020年9月にリーガルファンディングは締め切られ、11月26日、訴状が裁判所に到達したとのことだ。