動画配信サービス「U-NEXT」では、2020年12月4日(金)よりU-NEXTオリジナル『セガvs.任天堂/Console Wars』の配信を開始する。
これを記念して、元セガ・オブ・アメリカ(以下、SOA)副社長の豊田信夫氏と、日本語音声版で氏の声を演じる声優の杉田智和氏によるオンライン対談番組がU-NEXT公式YouTubeチャンネルで配信されている。こちらは誰でも視聴できる。
番組では、生まれたときからビデオゲームがあった杉田氏と、ビデオゲームとは社会に出たあとに出会った豊田氏とで、オンライン対談が行われた。豊田氏とゲームとの出会いに始まるSOAでの活動の始まり、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』への思い、さらには「セガがまたゲーム機の開発をしたら?」というキャッチーな話題まで語られている。豊田氏の考える、セガが新たなコンソールを出すための条件は動画をチェックして欲しい。
このほか番組では、当時のゲーム業界は「いずれ消える」と言われていたこと、さまざまなゲーム会社が血みどろの戦いを繰り広げたこと、正体不明だった『きみのためなら死ねる』、ドリームキャストなど、先進的だったり挑戦的だったりしたゲームの思い出も語られている。
対談を終えたあと、杉田氏は対談を振り返って以下のコメントを寄せている。
Q1:豊田さんと対談番組の収録はいかがでしたか?
経営や環境作りという意味で上位存在と言いますか、ありきたりな言葉を使うと神のような存在と話した印象を受けました。穏やかで丁寧な物腰ですが、根本にある思想への強い信念を感じて、これは自分が何か話すよりいかに言葉を引き出すかが重要だと捉えました。
ゲーム作り、そしてゲームそのものの未来について、一体どれだけ重要か、体温差はそれぞれだと思いますが、私はとても貴重な時間と言葉を頂きました。感謝します。
Q2:様々な話題で盛り上がった収録となりましたが、番組の内容についてお聞かせください。
どこが配信できるだろう?という内容でした。スリリングかつエキサイティングなトークは、最早台本不要と捉え、様々な角度から切り込みましたが、果たして……配信できるのか?
真実を……確かみてみろ!
Q3:視聴を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
ゲーム制作に携わった人間なら確実に思うところがあると思います。私には少なくとも響きました。
『セガvs.任天堂/Console Wars』は、特別番組「豊田信夫×杉田智和 特別オンライン対談」とあわせて本日から配信開始。U-NEXTでは、12月17日(木)まで原作小説『セガvs.任天堂 ゲームの未来を変えた覇権戦争』の期間限定50%オフセールも実施中だ。
ライター/古嶋誉幸