PC版『サイバーパンク2077』にて、セーブデータが損傷しゲームが読み込めなくなる問題がプレイヤーから複数報告され、インターネット上で注目を集めている。
GOG.comのヘルプページにおけるセーブデータが損傷するバグに関する項目では、この問題が起きないように「古いセーブデータは少な目のアイテムやクラフト用素材を所持してプレイし続けるようにお願いします」と記載されている。
どの程度のアイテム量で問題が発生するのかは明記されていない。ヘルプページには「もしアイテムの複製バグを利用している場合は、その影響を受けていないセーブデータを利用するようにお願いします」とも推奨されている。
この問題は今後のパッチで修正される予定となっている模様だが、すでに破損してしまったセーブデータを復元することは不可能だという。
この不具合は『サイバーパンク2077』が発売された当初から伝えられており、GOG.comのゲーム公式フォーラムの複数のユーザーは、セーブデータが8MBを超えるとセーブデータが損傷すると報告していた。
ゲームを開発するCD PROJEKT REDのモデレーターも返答しており、保存中ではなく読み込みでセーブデータが損傷することが多いため、セーブデータのバックアップを取った上でゲームを修復し、その上で読み込んでみてほしいと伝えている。
モデレーターは具体的にどのような条件でこの問題が発生するかは公言していないが、冒頭で紹介したヘルプページの項目には「将来的にセーブデータのファイルサイズ制限が撤廃されても、今破損したデータは修復できない」とも記されているため、セーブファイルのサイズが関連している可能性もある。
なおゲームのセーブファイルは、GOG.com版の場合通常「C:\Users\username\Saved Games\CD Projekt Red\Cyberpunk 2077」に保存されている。見つからない場合は自分のユーザーネームがついたフォルダの中の「保存したゲーム」を開けば「CD Projekt Red」フォルダが見つかるはずだ。
また、この不具合はあくまでGOG.comで販売されるPC版『サイバーパンク2077』のヘルプページにおける紹介だが、同じくPC版を発売するSteamやEpic Games Storeのものでも起こる可能性はある。
なお、これらの不具合がコンソール版でも起きるかは不明だ。バグを利用した場合はセーブデータの破損も仕方ないといえるが、通常プレイでもセーブデータ破損は起こる可能性はある。前述の通りほかにも不具合のあるゲームなので、できるだけ多めにセーブデータを残しておくことを心がけたい。
ライター/古嶋 誉幸