イギリス・ブリストルを拠点とするNdemic Creationsは、同社開発の感染拡大シミュレーションゲーム『Plague Inc.』のSteam版にて、追加コンテンツ『Plague Inc: The Cure』を1月28日(木)から配信している。
本モードは昨年11月にiOS、Android向けにも配信中で、新型コロナウイルスの世界的流行が収束するまでは無料で提供される。ただし、Steam版とiOS版の本編は有料(買い切り型)で、本モードをプレイするには本編の購入が必要となる。
本来の『Plague Inc.』は細菌やウイルスなどの疫病による全人類の滅亡を目的とする戦略シミュレーションゲームなのだが、今回配信されている『Plague Inc: The Cure』では、伝染病の拡大を阻止することが最大の目的となっている。作中では感染源を特定するための研究チームの派遣をはじめ、接触者の追跡や都市・国境の封鎖、経済支援やワクチンの開発など、あらゆる手段を講じて感染防止に取り組む。
Ndemic Creationsは2020年3月、新型コロナウイルス対策の専門機関であるWHO(世界保健機関)とCEPI(感染症流行対策イノベーション連合)へ25万ドルを寄付すると発表しており、世界各地の専門家の助けを借りて開発された本モードも寄付にあわせて発表されたものだ。
本作は一見して不謹慎な内容ながらも、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が開発者に講演を依頼するほどのリアリティと戦略性のある優れたゲームプレイで人気を集め、世界中で2億回以上プレイされている。
『Plague Inc.』のSteam版は通常1680円、iOS版は120円で配信中。Android版については一部機能の制限や広告表示と引き換えに無料でプレイ可能なので、興味があればプレイしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ