Valveが運営するPCゲームプラットフォーム「Steam」の同時接続ユーザー数のピーク値が、2640万人を突破したことが明らかとなった。Steamの公式統計情報によるもので、外部サイトSteamDBによると、日本時間2月7日の24時ごろの記録だという。
Steamでは、昨年12月に同時接続者数が2400万人を超え、1月には2500万人を突破していた。2020年末から2021年初頭にかけて、最大記録が毎月更新される状況となっている。
SteamDBでSteamの人気ゲームを調べてみると、2月9日から過去24時間の記録でもっともプレイヤー数が多かったのは『Counter-Strike: Global Offensive』で、ピークプレイヤー数は100万人を突破している。『Dota 2』や『Team Fortress 2』など、Steamを運営するValveのゲームも堅調だ。
マルチプレイ人気が衰えない『Grand Theft Auto V』や、日本でも高い人気を誇る『Apex Legends』など、トリプルAデベロッパー作品の人気が高い一方、オープンワールドサバイバルゲーム『RUST』や先日発売されたヴァイキングサバイバルゲーム『Valheim』など、小中規模の独立系デベロッパー作品も人気を得ている。
また、中国の独立系デベロッパー鬼谷工作室が1月27日に早期アクセスを開始した『鬼谷八荒』の人気も高い。中国語 (簡体字)のみをサポートするため、ほとんどは中国語圏のプレイヤーがプレイしていると考えられる。
なお、1年前となる2020年2月の最大同時接続数は1910万人と記録されていた。新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要によって、ビデオゲームの需要は増加していると言われているが、Steamでもその需要が反映されていると考えられるだろう。
Steamのピーク同時接続ユーザー数の天井はどこにあるのだろうか。今後の動向に注目だ。
ライター/古嶋誉幸