スクウェア・エニックスは同社の情報番組「Square Enix Presents | Spring 2021」にて、『ライフ イズ ストレンジ:トゥルーカラーズ』(原題)を発表した。
プラットフォームはPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、Stadia、PC(Steam)。価格はいずれも税込で、通常版6380円、デラックス・エディション7326円、アルティメット・エディション9147円(いずれもSteam版を参考)。なお、日本語の対応は未定で、公式Twitterアカウントは今後アナウンスすると伝えている。
『ライフ イズ ストレンジ:トゥルーカラーズ』は、選択肢によって物語が変化するアドベンチャーゲーム。超能力を持つことになった若者の繊細な感情を捉えた作風が特徴で、第1作『ライフ イズ ストレンジ』は時間を巻き戻せる能力を持つ高校生が幼馴染と再会する青春ドラマ、第2作『ライフ イズ ストレンジ2』では思念で物体を動かす能力を得た弟を兄の視点から導いていくロードムービーのような逃避行がそれぞれ描かれていた。
最新作『ライフ イズ ストレンジ:トゥルーカラーズ』の主人公はアレックス・チャン。暗い秘密が隠されている小さな街ヘブン・スプリングスを舞台に、主人公は街の人々と友情やロマンスを築きながら、事故死した兄ゲイブの真相に迫ることになる。
今回の主人公の超能力は「共感力」だ。これは他人の強い感情が「燃えるような色のオーラ」で視覚的に見ることができる能力で、しかもその感情を自分が経験したり、吸収したり、操ることができる。アレックスはこの能力を「呪い」と捉えているが、兄が事故死した真相を辿り着くためには、この感情のジェットコースターを受け入れなければならない。
『ライフ イズ ストレンジ』シリーズといえば、有名アーティストからの楽曲をラインセンスを得てゲーム内で使われるが、今回はRadiohead、Phoebe Bridgers、Gabrielle Aplin、さらにmxmtoonとNovo Amorの新曲が使われるという。他にも今回の主人公は着せ替えが可能で、洋服ダンスには最大24着の服が用意されているという。
本作の開発は、第1作、第2作を手掛けたDONTNOD Entertainmentではなく、スピンオフ作品『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』で開発を務めたDeck Nineが担当しており、同作で登場したステフも本編で登場する。
『ライフ イズ ストレンジ:トゥルーカラーズ』のデラックス・エディション版は、このステフを主人公にした本編の前日譚のエピソード「Wavelengths」が付属しており、単体ではDLCとして税込1320円として販売される。気になった人は購入を検討する必要がありそうだ。またこれまで海外で『ライフ イズ ストレンジ』はエピソード形式で分割されて発売されてきたが、今回はフルエピソードでの発売となる。
残念ながら現時点で日本語での対応は未定だが、今後、日本語版のアナウンスを行うということなので続報に期待したい。『ライフ イズ ストレンジ:トゥルーカラーズ』は9月10日に海外で発売予定だ。
ライター/福山幸司