Valveはローカルマルチプレイゲームをオンライン上で複数人とプレイするサービス「Steam Remote Play Together」に、Steamアカウントがないユーザーも呼べるようになるアップデートを正式リリースした。これを記念し、3月30日(火)午前3時から、Remote Play Together対応作品などのセールが実施される。
「Steam Remote Play Together」は、ストリーミング技術を使ってローカルマルチプレイゲームをオンライン上で遊ぶ機能で、ホストがゲームを所持していれば一緒に遊ぶフレンドはゲームを持っていなくともプレイすることができる。今回のアップデートではさらに、Steamのアカウントを持っていないフレンドすらもセッションに呼ぶことが可能になった。
たとえば『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』や『Cuphead』、『Human Fall Flat』など、所持している作品で対戦・協力プレイがしたい場合、インターネット環境さえあれば発行したURLを友だちにクリックし手順を踏んでもらうだけで、アカウント登録やゲームの別途購入の必要なく一緒にローカルマルチモードをプレイすることができる。
「Steam Remote Play Together」の使い方は簡単で、ホストはSteamから「Steam Remote Play Together」対応ゲームを起動してSteamオーバーレイ(デフォルトでshift+tab)を押し、フレンドウインドウの上部にある「INVITE ANYONE TO PLAY」というボタンを押す。ここに表示されたURLを相手に伝えるだけでOKだ。
ゲストはそのURLをブラウザなどで開き、自分が使っているプラットフォームのリンクを開く。リンク先で「SteamLink」アプリがダウンロードできるので、これを使って接続すれば参加できる。「SteamLink」アプリを使えばSteamアカウントは不要だ。
基本的には見知った相手と手軽にゲームのローカルマルチプレイモードを遊ぶ機能となるが、どんな相手が来るか気にせず回線速度が十分な場合、この機能はゲーム実況配信で参加者を募ったりTwitterなどで突発的にゲームをする相手を探すときにも使えそうだ。3月30日より対応ゲームのセールも行われるので、そちらも楽しみに待ちたい。
ライター/古嶋誉幸