iOS、Android向けRPG『メギド72』のプロデューサーを務めていた宮前公彦氏は4月27日(火)、DeNAからディライトワークスへ移籍していたことを自身のTwitterアカウント(@Miyamae_p)にて伝えた。
同日には、元カプコン所属の小野義徳(おの・よしのり)氏がディライトワークスの代表取締役社長および最高執行責任者(COO)へ就任したことが同社から発表されており、宮前氏は小野氏のツイートを引用するかたちで移籍を伝えている。
小野さん就任おめでとうございます!
— ミヤマエ キミヒコ (@Miyamae_p) April 27, 2021
私もディライトワークスに移籍し、新たなチャレンジを開始しました。
微力ながら面白いゲームを創り続けるため、がんばります!
今後一緒にモノづくりをしてれる仲間も募集しております!!
よろしくお願いします。 https://t.co/3NtNSdDNIG
宮前氏は1999年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)に入社後、同社の大型タイトルである『ファイナルファンタジーIX』や『ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング』などの作品で3D背景を担当。2009年にはソーシャルゲームの配信事業を始めたばかりのエイチームへ移籍し、マネージャーとしてソーシャルゲームの開発・運営に携わった。
つづく2014年、エイチームを退社した宮前氏はDeNAへ入社し『メギド72』のプロデューサーに就任。当初はカジュアルな作品として開発が進められていた『メギド72』の方針を大きく変え、味方と敵で行動権にあたるエネルギー「フォトン」を奪い合う独自の戦闘システム「ドラフトフォトンシステム」を誕生させた。
また、戦闘システムをはじめとする“分かりにくさ”の改善にも取り組み、熱意をくみ取ったプレイヤーの間でも同作を宣伝する草の根運動が発生。最終的には2019年の「日本ゲーム大賞」で、iOSおよびAndroid向けの作品として異例の優秀賞を獲得している。
ツイートのなかでで宮前氏は「新たなチャレンジを開始しました」と語っている。ぜひ、今後の動向にも注目したい。
ライター/ヨシムネ