EAST2WEST NETWORK TECHは、育成シミュレーション『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』の配信を開始した。プラットフォームはPlayStation 4、Xbox、Nintendo Switch、PC(Steam)。価格はいずれも税込でPlayStation 4版980円、Xbox版1050円、Nintendo Switch版969円、Steam版820円だ。なお、日本語訳はスマートフォン版を踏襲している。
https://twitter.com/MyChildGame/status/1399636922084036610
『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』は、ナチスの優生思想に基づかれた純血のドイツ民族を増やす政策のために作られた福祉施設「レーベンスボルン」を題材にした社会派の育成シミュレーションゲーム。この実際にあった施設は戦後には解体したが、そこで生まれた子供たちは「ナチスの子供」、「売国奴」として迫害を受けることになる。
プレイヤーは、第二次世界大戦後のノルウェーで、レーベンスボルンの幼い子供を養子に迎え、里親となって子どもを育成していく。序盤こそ普通の育成シミュレーションのように、子供に食事やお風呂などの世話をしていくが、子供が小学校に通いだすと、現実であったように学校や周辺の地域からいじめ・差別を受けてしまう。
子供は心が傷ついていくが、幼い子供にレーベンスボルンのことや、ナチスのことを説明するのは容易ではない。子供は救うためにはどうすればいいのか。プレイヤーはこういった難しい問題と向き合いながら、ゲームを進めなければいけない。
今回、配信が開始されたPS4、Xbox、Nintendo Switch、PC版『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』は、スマートフォン版をベースにPCとコンソール向けに移植したもの。スマートフォン版ではタッチ操作で縦画面だったが、移植版は横画面となっており、UIのデザインや操作などが一新。モーションセンサー操作に対応しており、子どもに食事を与えるシーンなどは、コントローラーを直接動かしてゲーム内のスプーンを操作してご飯を食べさせることができる。
開発したのはノルウェーに拠点を置くSarepta Studio。緻密な取材をしてゲームにフィードバックしており、その社会派の題材は世界に衝撃を与えて高く評価された。まだ未プレイという人は、この機会にプレイしてみてはいかがだろうか。