アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『めまい』にインスパイアされたアドベンチャーゲーム『Alfred Hitchcock – Vertigo』が発表。事故後、車内から姿を消した行方を追うオリジナルストーリーが展開

 Microidsは、アルフレッド・ヒッチコック監督による1958年の名作映画『めまい』にインスパイアされたアドベンチャーゲーム『Alfred Hitchcock – Vertigo』を発表した。プラットフォームはPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、PC(Steam)。2021年後半にリリース予定だが執筆時点で日本語への対応はアナウンスされていない。

 『Alfred Hitchcock – Vertigo』は、卓越した映像技法で知られる、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作映画『めまい』(原題『Vertigo』)にインスパイアされた、強迫観念、記憶、操作、狂気をテーマにしたアドベンチャーゲーム。映画に忠実なゲーム化ではなく、オリジナルストーリーが展開される。

 主人公は作家のエド・ミラー。彼はカリフォルニア州で妻と娘と一緒に旅をしていると、自動車事故に合ってしまう。

 エドは無傷で生還をしたが、妻と娘は車内から姿を消していた。この出来事がトラウマとなり、エドは激しいめまいに悩まされるようになる。セラピーを開始した彼は、あの悲劇の日に何が起こったのかを明らかにしようとする。

(画像はSteam『Alfred Hitchcock – Vertigo』より)
(画像はSteam『Alfred Hitchcock – Vertigo』より)
(画像はSteam『Alfred Hitchcock – Vertigo』より)
(画像はSteam『Alfred Hitchcock – Vertigo』より)

  映画『めまい』は、さまざまな映像技法が用いられたサスペンス映画と知られ、とくにズームイン/ズームアウトと同時にカメラを後方/前方に動かす「めまいズーム」を使ったことで知られる。こうすることで被写体のサイズが変わらずに、背景が急速に遠ざかったり、あるいは近づいたりするような空間が歪んだような効果が得られる。のちの映画やドラマに多大な影響を与えたテクニックとして知られている。

 ゲームはアルフレッド・ヒッチコック監督に敬意を表して、その独自の映像表現とサスペンスフルなストーリーテリングをゲームのなかに持ち込み開発中だという。また『めまい』のみならず、『レベッカ』『サイコ』などのほかのヒッチコックの名作映画からインスピレーションを得ているという。

 まだまだ詳細は不明な点が多いが、映画『めまい』のように真実かと思いきや狂気だった、狂気だと思ったら真実だったというドンデン返しがあるストーリーが楽しめそうだ。続報に期待したい。

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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