海外玩具メーカーのハズブロは、同社の主力商品であるボードゲーム『モノポリー』について、人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』とのコラボエディション(英語版)を販売すると発表した。発売時期は8月を予定しており、ショッピングサイトでは先行して予約受付が開始されている。
『モノポリー』は、複数人でプレイするアメリカ発のボードゲーム。ダイスを振ってスゴロク状の盤面を交互に周回し、マスごとに用意されたイベントや他プレイヤーとの駆け引きを通じて、対戦相手を破産に追い込み「独占(Monopoly)」を勝ち取るのが目的だ。
40近くの言語に翻訳されボードゲームの代名詞的存在である本作は、これまでにも『スーパーマリオブラザーズ』をはじめ、『ポケットモンスター』、『フォートナイト』といった人気ゲームタイトルとのコラボ版が発売されてきた。
今回発表されたのは、Nintendo Switch向け人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』(以下、『あつ森』)とのコラボバージョン。本エディションの制作にあたり、ゲームの仕様やデザインが『あつ森』をフィーチャーした内容に刷新されている。
販売サイトによると、本作は最大4人までのプレイを想定。駒となる住民の人形は表情や靴の細部までこだわったウェルメイドな作りで、思わず手に取ってみたくなる出来映えだ。
ゲーム内通貨の「ドル」は『あつ森』の「ベル」へと置き換わり、各マスでは虫や魚、果物といった島の「資源」の発見イベントが発生。「たぬきバンク」に売って得たベルを元手に「タヌキ商店」で装飾品を買い集め、「たぬきマイレージ」をもっとも多く獲得した者が最終的な勝者となる。
また、オリジナル版ではマス間のワープ移動に使われていた鉄道が作中に登場する航空会社「ドードー・エアラインズ」に変更されているなど、『あつ森』で遊んだ経験がある者だけでなく、初めて触れるという方にも親しみやすいユニークなデザインとなっている。
本エディションの販売価格は約25ドル(日本円換算でおよそ2770円)。発売開始は8月と公式には伝えられているが、大手スーパーチェーン「ウォルマート」の一部店舗ではすでに店頭に並んでいるとの情報も見受けられる。
現時点で販売が予定されているのは英語版のみだが、過去の任天堂とのコラボエディションは国内向けのローカライズ実績が豊富なことから、日本語版の発売も視野に入れて続報を待ちたい。
ライター/dashimaru