現在開催中のRTAイベント「Summer Games Done Quick 2021」にて『忍者龍剣伝』のRTAが披露された。カテゴリーは「平和主義者」(Pacifist)。倒さざるをえないボス以外の敵を一切殺さない印象的なRTAを、海外メディアKotakuが報じている。
『忍者龍剣伝』は1988年にテクモ(現コーエーテクモゲームス)が発売した2Dアクションゲームだ。その後『NINJA GAIDEN』に続いていくシリーズの原点であり、ゲーム挑戦バラエティ番組「ゲームセンターCX」にて“有野課長”ことよゐこの有野晋哉氏が挑戦したことでも話題となった。
主人公は忍者であるリュウ・ハヤブサ。無数の敵が襲い来るステージをかいくぐり、忍者刀や忍術で戦うゲームとなっている。敵の攻撃は激しく、道中の雑魚敵を倒さずクリアできるとはにわかには信じがたい。
そんな「平和主義者」RTAは、道中の雑魚敵を一切倒さないというルール以外にも複数のルールが定められている。ひとつはパワーアップアイテム入手不可。くわえて回復も不可能、つまりボスは刀のみで倒すというかなり厳しいルールになっている。
走者はこのカテゴリで世界記録を持つEdo_87氏。クリアタイムは14分29秒となっている。「Japanese Restream」による本家公認の日本語リストリームでは、甘泉uni氏が解説を担当している。
すべての敵をヒラリヒラリと回避できるほど生やさしい攻撃ではない。ダメージを受けながら先に進み、時にはコンティニューも駆使して最速クリアを目指す。
攻撃はできないがノーダメージクリアではないので、時にはダメージを受けたノックバックを利用してのショートカットといった技術も登場する。また敵を倒さないことを利用し、画面上に敵弾をより多く表示させ、それ以上敵が現れないようにするテクニックなども披露された。
なお、有野課長がピックアップしたことで知られる「お の れ 邪 鬼 王!」はRTAのためスキップされて見られなかった。
Summer Games Done Quickは7月11日(日)まで開催予定。ほかにもスーパープレイがめじろ押しなので、ボランティアの有志による日本語解説がつくJapan Restreamにてイベントに参加してほしい。