Piko Interactiveは、日本でもコトブキシステム(ケムコ)から1993年にリリースされたかんちがい日本系アクションゲーム『ファーストサムライ』のオリジナル版をSteamにて販売する。発売日や価格は未発表だ。
『ファーストサムライ』は、かんちがい日本を前面におし出した2Dアクションゲームだ。主人公は若き侍。師匠と修行中の主人公の元へ魔王(日本版では魔狂神と訳されているらしい)がやってきて、主人公は魔王の力に屈してしまう。
たったひとりで戦うことになった師匠は敗北の直前、魔法使い(日本版では妖術使い)を呼び出し、彼を恐れた魔王は未来へと逃亡する。若き侍は妖術使いの元で修行し、魔法の剣を手に師匠の敵を討つために未来の世界、そして未知なる世界へと旅立つ。操作は簡単、謎解き満載の全10ステージがプレイヤーを待ち受けている。
Steamストアページのストーリー紹介を読む限り、妖術使いが戦えばいいのではないかという点以外は復讐譚として破綻していないように思う。スクリーンショットのライフバーが腕になっている点もツッコミどころか。
日本版『ファーストサムライ』については同作wikipediaにてさまざまなツッコミどころが挙げられている。「サムライである主人公の師匠がどう見ても歌舞伎役者」や「時空を越える移動手段が、列車とエレベーター」など、想像するだけでもかなりシュールだ。
マイナーなゲームだと思うが、日本では「ゲームセンターCX」で有野課長ことよゐこの有野晋哉氏がプレイしたことが知名度向上に一役買った。
ゲームの説明に出ない部分でも、かなりへんてこな世界がプレイヤーに襲いかかるという。Steam版はケムコから発売された日本版とは異なる点もあるようなので、遊んでみようという方は、日本版との違いも楽しんでほしい。