ヘリテージオークションが現地時間7月9日から11日まで行ったビデオゲームオークションにて未開封の『スーパーマリオ64』が156万ドル(約1億7200万円)で落札され、世界記録を更新した。
落札された『スーパーマリオ64』のWata Games鑑定による保存状態は「9.8A++」。同社は10点満点でゲームの保存状態を表現するが、9.0から10の間には0.2刻みになっている。A++は新品同様を保証するグレードだ。
なお、ヘリテージオークションはプレスリリースにて7月9日に『ゼルダの伝説』が87万ドル(約9600万円)で落札されビデオゲームの落札額世界記録を塗り替えたことを発表していた。それからわずか2日でその2倍近くとなる落札額が記録を更新した。ビデオゲームのオークション最高落札額は、ついに1億円の大台を超えたことになる。
ちなみに、その前の世界最高額は『スーパーマリオブラザーズ』の66万ドル(約7260万円)、その前の世界最高額は同じく『スーパーマリオブラザーズ』で11万4000ドル(約1250万円)だった。今回は初めて90年代のゲームが世界記録を破ったことになる。
現時点でオークションからのプレスリリースは出ていないが、あまりにも早い世界記録更新につき、早晩プレスリリースが公開されるはずだ。
ヘリテージオークションはこの商品の品質に対し、「言葉が出ない」と表現に詰まっている。ゲーム自体の文化的価値が高く、NINTENDO64でもっとも売れたゲームの最高ランクの商品であるとしている。
「9.8A++」と同ランクの商品はこれまでヘリテージオークションに出品されることはなかったため、前例と比べることはできない。同じオークションではWata 9.4A++の『スーパーマリオ64』も出品されていた。こちらは2万8800ドル(約310万円)で落札された。