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開発者向けカンファレンス「CEDEC2021」基調講演の登壇者・テーマが発表。公式サイトではセッションタイムテーブルも公開

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 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は日本最大級の開発者向けカンファレンス「CEDEC2021」について、基調講演2種の登壇者およびテーマを発表した。本イベントは8月24日(火)から26日(木)までオンライン上で開催予定だ。発表にあわせて、公式サイトではセッションタイムテーブルも公開されている。

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(画像は「CEDEC2021」公式サイトより)

 今回の「CEDEC2021」では、会期初日の8月24日(火)に株式会社ドワンゴの川上量生氏が登壇する。講演のテーマは「VR・AI 時代の新しい現実(リアル)」で、コンピュータグラフィックス(CG)の発達でCGアニメと実写映画の境界線が曖昧となりつつあるリアルとバーチャルの境目において“クリエイターが一体どうなるのか”を考えるものとなっている。

 一方、8月26日(木)は東京大学情報学環教授兼ソニーCSLフェロー・副所長の暦本純一氏が登壇する。テーマは「Human Augmentation:人間拡張がもたらす未来」だ。人間の能力をテクノロジーで増強・拡張させる技術などを追求する学問「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張学)」が社会全体の構造へ及ぼす効果について議論を交わす。

 受講登録期間は8月30日(月)正午までとなっているので、興味のある方は公式サイトから受講登録手続きを済ませておくとよいだろう。

 本発表に関するリリース文は以下のとおり。

日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス
CEDEC2021 基調講演が決定

8 月 24 日(火)9 時 45 分~ 川上 量生氏 (株式会社ドワンゴ)
8 月 26 日(木)9 時 45 分~ 暦本 純一氏 (東京大学情報学環教授、ソニーCSL フェロー・副所長)

セッションタイムテーブルも公開!

日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC2021」(CEDEC=セデック: Computer Entertainment Developers Conference 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称 CESA、[会期]8 月 24 日(火)~26 日(木)※オンライン開催)は、基調講演の講演者および講演テーマを決定しました。また、公式サイトに「セッションタイムテーブル」を公開しました。「セッションタイムテーブル」は、随時、更新していきます。

CEDEC2021 は、2 つの基調講演を実施します。1 つ目は、会期初日の 8 月 24 日(火)に株式会社ドワンゴの川上量生氏が登壇します。「VR・AI 時代の新しい現実(リアル)」と題し、コンピュータグラフィックスの発達により曖昧になりつつあるリアルとバーチャルの境目におけるクリエイターについて考えます。2 つ目の基調講演は、会期最終日 8 月 26 日(木)に、東京大学情報学環教授でソニーCSL フェロー・副所長の暦本純一氏が登壇します。講演タイトルは、「Human Augmentation:人間拡張がもたらす未来」で、人間の能力をテクノロジーによって増強・拡張させる技術などを追及する学問領域“ヒューマンオーグメンテーション”が、人間の働き方や交流の仕方、社会全体の構造変化にどのような変化をもたらすのか議論を交わします。

なお、基調講演は、会期中のセッションのオンラインライブ配信(8/24~8/26)と、タイムシフト配信の視聴(8/25~9/4)ができる「CEDEC2021 レギュラーパス」 ならびに公式 YouTube での無料配信で視聴いただけます。

<日 程> 2021 年 8 月 24 日(火) 午前 9 時 45 分~11 時 05 分
<講演者> 川上 量生(株式会社ドワンゴ)

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<タイトル> 「VR・AI 時代の新しい現実(リアル)」
<概 要> コンピュータグラフィックスの発達により、CG アニメと実写映画の差をきちんと定義することが難しくなってきた。若い世代の原風景はもはや家の外でなく、ゲームの中の体験にある。ますます曖昧になりつつあるリアルとバーチャルの境目の先で、クリエイターはどうなるのか。

<日 程> 2021 年 8 月 26 日(木) 午前 9 時 45 分~11 時 05 分
<講演者> 暦本 純一(東京大学情報学環教授、ソニーCSL フェロー・副所長)

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<タイトル> 「Human Augmentation:人間拡張がもたらす未来」
<概 要>「人間の能力をテクノロジーによって増強・拡張させる技術と、背景となる人間の探求を統合的に追求する学問領域は、ヒューマンオーグメンテーション(Human-Augmentation)あるいは人間拡張学と呼ばれている。拡張の対象は、知的な能力に加え、身体能力・認知能力や人間の存在などを含み、さらに障害者や高齢者の能力補綴(ほてつ)や能力回復も重要な対象領域となる。

ネットワークを介して人々やロボット・AI がそれぞれの「能力(Abilities)」を結合し、相互に拡張し合うことで、ヒューマンオーグメンテーションはさらに発展する。モノのインターネットであった IoT (Internet of Things)は、IoA (Internet of Abilities,能力のインターネット)に拡張される。相互接続する関係は人間と機械、人間と人間、その複合型など多様な可能性がある。Human-Robot Interaction (HRI)に加えて、人間と AI がより密接に連携し、AI によって人間の能力が拡張する Human-AI Integration も重要な技術・産業領域となるだろう。

ヒューマンオーグメンテーションが一般化すると、人間の働き方や交流の仕方も含め、社会全体の構造も変化していくだろう。本講演ではこのように多面的な波及効果が期待できる研究領域について議論したい。」

「CEDEC」公式サイト https://cedec.cesa.or.jp

ライター/ヨシムネ

ライター
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2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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