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10年以上かけて『ファイナルファンタジー』シリーズにおけるPS版の全トロフィーをコンプリートした猛者が現る。多数のリメイク作の登場に翻弄され成し遂げた偉業に、祝福と賛辞の言葉が集まる

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 Rebourne07ことTalan Kirk氏は8月9日(月)、『ファイナルファンタジー』(以下、FF)シリーズにおけるPS版の全てのトロフィーをコンプリートしたと海外フォーラムサイト「Reddit」に投稿した。10年もの歳月を費やした氏の壮大な挑戦に、多くの祝福と賛辞が寄せられている。

I am now, officially and verifiably, the ONLY person in the world with every Final Fantasy trophy! from gaming

 Kirk氏の冒険の始まりは、2010年にまでさかのぼる。PS3版の『FF XIII』で初のトロフィーを獲得した氏は、2年後に当時入手可能だったものを全て制覇。しかしスクウェア・エニックスはその後、『FF VIII リマスタード』『FF VII リメイク』『FF・クリスタルクロニクル リマスター』といった復刻シリーズを多数展開し、氏の挑戦は再開へと向かう。

 さらに、独自のトロフィーが追加されたPS5版の『FF VII リメイク』『FF XIV』の登場もコンプリートをいっそう険しくした。特に『FF XIV』では、ランダムに発生するイベント「F.A.T.E.」を一定数こなすことで解除できる実績が、PS4版では1000回までを上限としていたのに対し、PS5版には3000回の達成を要件とするトロフィーが加わるなど難易度が大幅に向上している

10年以上かけて『ファイナルファンタジー』シリーズにおけるPS版の全トロフィーをコンプリートした猛者が現る。多数のリメイク作の登場に翻弄され成し遂げた偉業に、祝福と賛辞の言葉が集まる_001
(Rebourne07ことTalan Kirk氏。画像はFacebookより)

 また、『ディシディア FF』のコンプ作業も過酷を極めたという。トロフィー獲得のため「300回以上ものオンラインマッチに挑まなければならなかった」と話すKirk氏は、エンジニアとして働きながら3人の子を育てる父親という顔も持つ。氏の計算によれば、完全制覇に費やした道のりは3000時間を優に超えるだろうとのことだ。

ライター/dashimaru

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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