いま読まれている記事

『Fallout 4』の大型Modを開発していたクリエイターがなんとBethesda Game Studiosに就職。クエストデザイナーになったことが明らかに

article-thumbnail-210824g

 『Fallout 4』のMODクリエイターのステファニー・ザカリアディス氏が、Bethesda Game Studiosに就職することが判明した。『Fallout 4』の大規模MOD『Fallout: London』の開発チームが明らかにした。

※ステファニー・ザカリアディス氏の移籍を伝える『Fallout: London』の開発チームのTwitter

 『Fallout: London』は、ロンドンが舞台の『Fallout 4』のMOD。本編が舞台はアメリカだったが、終末後のロンドンを舞台にして各名所が登場し、議会の貴族、復活した円卓の騎士、妥協を許さない革命家のカルト集団が描かれる。

 戦争がイギリスの階級社会に与えた影響や戦前のヨーロッパの歴史などを知ることができ、サイズは追加コンテンツのDLC並をほこるという。現在も開発中だで、有志による開発なため正式なリリース日は決まっていない。

『Fallout 4』の大型Modを開発していたクリエイターがなんとBethesda Game Studiosに就職。クエストデザイナーになったことが明らかに_001
(画像はYouTube「Fallout: London – Official Reveal Trailer」より)
『Fallout 4』の大型Modを開発していたクリエイターがなんとBethesda Game Studiosに就職。クエストデザイナーになったことが明らかに_002
(画像はYouTube「Fallout: London – Official Reveal Trailer」より)
『Fallout 4』の大型Modを開発していたクリエイターがなんとBethesda Game Studiosに就職。クエストデザイナーになったことが明らかに_003
(画像はYouTube「Fallout: London – Official Reveal Trailer」より)

 このリードライターを務める、ステファニー・ザカリアディス氏が『Fallout 4』を開発したBethesda Game Studiosに移籍することが、『Fallout: London』の開発チームが発表した。

 ステファニー氏は、今年までニューヨーク大学の「映画&テレビジョン学科」を専攻しており、映画だけではなく2歳のときからゲームをプレイしていたとのこと。

 LinkedInプロフィールによると、学生の傍ら、2020年のインディー映画『The Last Christmas Party』でアートディレクターを務めたり、インディー向けのドキュメンタリーのプロデューサーを務めていたようだ。

『Fallout 4』の大型Modを開発していたクリエイターがなんとBethesda Game Studiosに就職。クエストデザイナーになったことが明らかに_004
(画像はFallout Londonより)

 今回、ステファニー氏がBethesda Game Studiosが移籍することについては、ステファニー氏が就職活動をした結果なのか、それともスカウトされたのかは明らかではないが、MODクリエイターが大本の会社に移籍する結果となったのは、夢のある話になったといえそうだ。なお移籍後の役職としては、ソシエイトクエストデザイナーとなる。

 ステファニー氏が抜けることになった『Fallout: London』だが、すでに大部分の具体的なストーリーは出来上がっており、ステファニー氏に変わるライターが残りの台詞などを担当することになるとのこと。

 またBethesda Game Studiosへの所属と、『Fallout: London』の開発の掛け持ちは利益相反の副業禁止のルールに停職するためできないという。ただし『Fallout: London』の開発チームは、これらを以前から予想していたとのことで、開発への影響はないとしている。

 ステファニー・ザカリアディス氏の新天地での活躍に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ