『Fallout 4』のMODクリエイターのステファニー・ザカリアディス氏が、Bethesda Game Studiosに就職することが判明した。『Fallout 4』の大規模MOD『Fallout: London』の開発チームが明らかにした。
Special Announcement from the Project Lead over on our Discord: pic.twitter.com/s7MzJrvJyG
— Team FOLON (@TeamFOLON) August 21, 2021
※ステファニー・ザカリアディス氏の移籍を伝える『Fallout: London』の開発チームのTwitter
『Fallout: London』は、ロンドンが舞台の『Fallout 4』のMOD。本編が舞台はアメリカだったが、終末後のロンドンを舞台にして各名所が登場し、議会の貴族、復活した円卓の騎士、妥協を許さない革命家のカルト集団が描かれる。
戦争がイギリスの階級社会に与えた影響や戦前のヨーロッパの歴史などを知ることができ、サイズは追加コンテンツのDLC並をほこるという。現在も開発中だで、有志による開発なため正式なリリース日は決まっていない。
このリードライターを務める、ステファニー・ザカリアディス氏が『Fallout 4』を開発したBethesda Game Studiosに移籍することが、『Fallout: London』の開発チームが発表した。
ステファニー氏は、今年までニューヨーク大学の「映画&テレビジョン学科」を専攻しており、映画だけではなく2歳のときからゲームをプレイしていたとのこと。
LinkedInプロフィールによると、学生の傍ら、2020年のインディー映画『The Last Christmas Party』でアートディレクターを務めたり、インディー向けのドキュメンタリーのプロデューサーを務めていたようだ。
今回、ステファニー氏がBethesda Game Studiosが移籍することについては、ステファニー氏が就職活動をした結果なのか、それともスカウトされたのかは明らかではないが、MODクリエイターが大本の会社に移籍する結果となったのは、夢のある話になったといえそうだ。なお移籍後の役職としては、アソシエイトクエストデザイナーとなる。
ステファニー氏が抜けることになった『Fallout: London』だが、すでに大部分の具体的なストーリーは出来上がっており、ステファニー氏に変わるライターが残りの台詞などを担当することになるとのこと。
またBethesda Game Studiosへの所属と、『Fallout: London』の開発の掛け持ちは利益相反の副業禁止のルールに停職するためできないという。ただし『Fallout: London』の開発チームは、これらを以前から予想していたとのことで、開発への影響はないとしている。
ステファニー・ザカリアディス氏の新天地での活躍に期待したい。