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『ペルソナ』シリーズのサウンドコンポーザー・目黒将司氏がアトラスを退社。今後はフリーランスとして活躍へ、アトラスとの関係は今後も継続

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 アトラスは、『ペルソナ』シリーズのサウンドコンポーザー・目黒将司氏アトラスを退社したことを発表した。

 目黒氏は独立し、以降はフリーランスとして活躍するとのこと。夢であったインディーゲームを開発するという。11月6日のインディーライブエキスポにて同氏が開発しているゲームが発表されるとのこと。

 またアトラスとの関係は今後も継続し、新作タイトルを引き続き開発中しているという。

 目黒将司氏は『ペルソナ3』、『ペルソナ4』、『キャサリン』などのサウンドを手がけたコンポーザーだ。

 とくに『ペルソナ3』において、楽曲にボーカルを取り入れシリーズの新しい方向性を築いた。そのおしゃれな作風はユーザーから好評で、ゲーム音楽の新しい可能性を切り開いたといえるだろう。

『ペルソナ』シリーズのサウンドコンポーザー・目黒将司氏がアトラスを退社。今後はフリーランスとして活躍へ、アトラスとの関係は今後も継続_001
(画像はSteam「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」より)

 今回はその目黒氏のアトラスからの退社が発表され、以降はフリーランスとして独立して活躍していくという。

 またアトラスは現在、「目黒氏と共に新作タイトルを引き続き鋭意開発中」とのことで、目黒氏の新しいチャレンジを応援していくとのこと。

 あわせて目黒氏からはコメントと動画が発表されており、インディーゲームの開発に注力するとことが発表されている。

 同氏は、講談社ゲームクリエイターズラボ第1期の募集に応募したところ、最終選考まで残ることができ、それを転機に思い切ってアトラスを退社してインディーゲーム開発を中心に舵を切ったとのこと。11月6日のインディーライブエキスポにて同氏が開発しているゲームが発表されるとのことで、続報に期待したい。

目黒将司氏のコメント:

こんにちは。目黒将司です。
突然ではございますが、
私、目黒将司は令和3年9月末日をもって株式会社アトラスを退社いたしました。
5年ほど前からプライベートの時間を使って一人でロールプレイングゲームを作っていたのですが、
昨年、講談社ゲームクリエイターズラボ第1期募集に応募したところ、最終選考まで残ることができ、
講談社の担当編集者についていただくことになりました。
そこで、思い切って株式会社アトラスを退社し、夢であったインディゲーム開発に注力することにいたしました。
とはいえ、アトラス社とは今後も良好な関係を継続していきます。
自分自身のインディゲームの開発に注力しつつ、アトラス社でのゲーム音楽の仕事も続けていく予定です。
突然の発表にご心配いただいた方は、ご安心いただければと思います。
最後に、私のわがままを聞いていただいた株式会社アトラス、私の挑戦を許してくれた家族、
そして私に挑戦のチャンスを与えてくださった講談社には大変感謝しております。
今後は目黒将司の音楽と共に、
制作中のゲームにもご期待いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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