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マンホール写真をスマホで収集、集めたデータで街の安全を守る「賞金付き撮影ゲーム」のプレイヤー数が爆増中。登録者数は2万人を突破

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 Whole Earth Foundationは11月1日(月)、提供する位置情報ゲーム『鉄とコンクリートの守り人』について、10月末に実施したイベント「#マンホール聖戦 〜東京23区コンプ祭り〜」の開催期間を11月7日(日)まで延長すると発表した。

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(画像は「#マンホール聖戦 〜東京23区コンプ祭り〜」公式サイトより)

 『鉄とコンクリートの守り人』は、老朽化する国内のインフラ課題の解決に向け開発された「社会貢献型位置情報ゲーム」。プレイヤーは社会インフラの「守り人」となり、日本全国に点在する実際のマンホールの写真を撮影・投稿する。集められたデータは状態の確認や安全確保に役立てられるという仕組みだ。

 同ゲームでは、複数回にわたり一斉調査型のイベントを実施してきた。2021年8月には「マンホール聖戦IN渋谷」と題した初の試みが催され、わずか3日間で渋谷区内のマンホール全1万個の情報をコンプリートしている。

 3回目の開催となる今回は「東京23区コンプ祭り」と銘打ち、調査エリアの範囲をさらに拡大。10月23日(土)から31日(日)まで約1週間におよび行われ、テレビやウェブを中心としたニュースメディアでも大きく報じられた。貢献度に応じて100万円相当の賞金(金券による提供)が設けられたことや、ゲームの枠組みを使い低予算で大規模な調査を実現した発想力が注目を浴びたようだ。

 こうした話題性が「もっと長く続けて欲しい」と多くの声を呼び、Whole Earth Foundationは同イベントの開催期間の延長を決定。公式サイトにはコンプの進捗状況が掲載されており、記事執筆時点では渋谷区中野区が完全制覇、港区が92%、新宿区が84%をそれぞれ達成している。一方で足立区練馬区は20%を下回っており、都心から郊外に向かうほどコンプ率は低い傾向が読み取れた。

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(画像は「#マンホール聖戦 〜東京23区コンプ祭り〜」公式サイトより)
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(画像は「#マンホール聖戦 〜東京23区コンプ祭り〜」公式サイトより)

 都内以外からの参加方法も用意されており、衛星写真上で発見したマンホールの位置を登録したり、他のプレイヤーが投稿した情報にレビューを付けるなど豊かなゲーム性を備えている。すでに登録者数は2万人を突破しているとのことで、彼らの手で全国のマンホール地図が完成する日もそう遠くないかもしれない。

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(画像は『鉄とコンクリートの守り人』公式Instagramより)

 「#マンホール聖戦 〜東京23区コンプ祭り〜」は、11月7日(日)まで開催中。参加にはLINEへの登録が必要となり、同アプリの公式ページに記されたURLからプレイできる。詳しい参加方法はイベントの公式サイトから確認が可能だ。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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