“溶けた人類”に滅ぼされた世界で文明の再建を目指す大規模な“共産”プレイゲーム『トゥモロー チルドレン』販売権がSIEからキュー・ゲームスへ譲渡。再リリースの第一歩を踏み出す

 ゲームソフトメーカーのキュー・ゲームスは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから2016年に発売されたPS4用ソフト『トゥモロー チルドレン(The Tomorrow Children)』について、販売権をキュー・ゲームスへ譲渡する契約の締結を発表した。

※2016年5月にPlayStationの公式YouTubeチャンネルで公開されたゲーム紹介映像

 キュー・ゲームスとSCEジャパンスタジオ(当時)が開発した『トゥモロー チルドレン』は、人の肉体と意識が溶けて固まった白い物体「ボイド」によってありとあらゆるものが消失した世界を舞台に展開される基本プレイ無料のタイトルである。作中では、生き残ったわずかな人類が開発した少女型の生命体「プロジェクションクローン」を操り、ほかのプレイヤーと協力しながら文明の再建を目指すことになる。かつてはプレイ時間が数百時間に達するコアなプレイヤーもいるほど中毒性の高い作品であったが、サービス開始から約1年2ヶ月後の2017年11月にサービスを終了。以降、一般のプレイヤーが遊べない状態となっていた。

 本作は「ネオ・ソビエト連邦」と呼ばれる国家を物語の発端とする狂気をはらんだ世界設定や、大規模な協力型のマルチプレイが特徴だ。また、本作が発表された当時には、レトロチックで温かみのある世界を表現する異端のレンダリング技術「ボクセルコーントレーシング」も開発者や技術者から注目を浴びている。

 契約の締結について、発表では再リリースへ向けた意欲を示すとともに、開発の進捗を報告する公式ニュースレター「ボイドからのお便り」への登録を案内している。本作に興味があれば、まずは公式ニュースレターへ登録して続報を待ってみるとよいだろう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


Q-Games、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとの『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』に関する権利譲渡契約を締結

ゲームソフトメーカー、有限会社キュー・ゲームス(本社:京都市中京区、代表取締役:ディラン カスバート/以下、Q-Games)は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)との『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』に関する権利譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。

“溶けた人類”に滅ぼされた世界で文明の再建を目指す大規模な“共産”プレイゲーム『トゥモロー チルドレン』販売権がSIEからキュー・ゲームスへ譲渡。再リリースの第一歩を踏み出す_015

 

『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』は、今から5年前にFree-to-playのオンラインタイトルとしてSIEから発売されました。「ボクセルコーントレーシング」と呼ばれる異端のレンダリング技術や、大規模な協力マルチプレイ、他に類を見ない未来的な世界設定などが特徴でした。世界中に数百時間以上もプレイしたコアファンを獲得したにもかかわらず、わずか1年後にはサービスが終了、それ以来一般の方がプレイすることができない状態となっていました。

Q-Gamesは今後『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』の再リリースを目指して、本タイトルを愛するファンの皆様にお届けできるよう尽力してまいります。そして、復活に向けたエキサイティングな開発状況を記録し、皆さんにお知らせしていこうと考えております。

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本作のディレクターであり、Q-Games のCEO兼創設者であるディランからのメッセージ

『The Tomorrow Children』のファンの皆さんにまず感謝したいと思います。ファンの皆さんの声援が大きな後押しとなりました。私たちのファンは、世界で最も素晴らしいゲーマーであり、この4年の間、ずっと夢を持ち続けてくれました。今回の決定により、ファンの皆さんが世界滅亡後のネオ・ソビエト連邦の狂った世界に再び足を踏み入れることを考えると、とても嬉しいです。

次に、Q-GamesにIPを返還するために協力してくれたソニー・インタラクティブエンタテインメントにも感謝したいと思います。ここまで来るには全員の努力が必要でした、関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

現在は日々ゲームの調整や改善を繰り返していますので、皆さんにもこの過程を見ていただき、ぜひ参加していただきたいと思っています。すごく良い方向に変更を加え、『The Tomorrow Children』にふさわしい再出発をするつもりです。楽しみにしていてください!

キーフィーチャー

・自由に変形できる地形。道具を使って穴を掘ったり、階段を作ったり、世界を破壊したりすることができる。
・大規模マルチプレイでの協力プレイ。
・建物、砲台、電撃タワーの建設や、植木など、自分好みの街を作ることができる。
・暗い洞窟の中の小さなクモから巨大な怪獣まで、さまざまなクリーチャーとの戦い。
・ロケットランチャー、砲台、ホバータンクなどで街を守る。
・ボイドパワーを使って、瞬時に地形を作ったり掘ったりすることができる。
・40以上のシュールな島を探索して、宝物や資源、謎のクリーチャーを発見できる。
・想像力に富んだネオ・ソビエト連邦の未来を体験できる。
・VoidKaを飲んで、キャラクターにユニークな能力を与えることができる。
・世界の人口を増やして町を復興しよう!

『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』~ 世界のこれまで ~

1967年、我がソビエト連邦の科学研究機関で、ある極秘プロジェクトが進行していた。だがそれは失敗に終わった。開発した装置が暴走し、予期せぬ結果を招いた。世界中の人々の肉体と意識が「ボイド」と呼ばれる大地となって、地表を覆ってしまったのだ。

それは生命の営みを拒絶するような、不毛な大地だった。地球上の大半の文明・自然・生命体は滅亡し、さらにボイドに溶けた人々の恐怖心が実体化して、巨大獣「イズベルグ」をも生みだした。わずかに生き残った者たちも、その脅威にさらされることになった。

しかし、人類は希望を無くしたわけではなかった。ボイドに溶けてしまった人間の一部がマトリョーシカに姿を変えて地表に現れることを発見し、またそれを元に戻す技術を開発した。

そして、自分たちの代わりにボイド上で救出活動を行う「プロジェクションクローン」を作り出し、世界の再建をこの生命体に託した。

各種リンク

『トゥモロー チルドレン』公式サイト
https://q-games.com/ja/ttc-pp-ja/
Twitter – Q-Games
https://twitter.com/PixelJunkJP
Twitter – トゥモローチルドレン報道機関
https://twitter.com/ttc_official_jp
Discord
http://discord.gg/CckgMJ8


ライター
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。 コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura
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