日本のロックバンド、サカナクションの山口一郎氏は1月5日(水)、自身の公式Twitterアカウントにて「うまぴょい!うまぴょい!」と発信し、ファンの間で話題をさらった。
うまぴょい!うまぴょい!
— 山口 一郎 (@SAKANAICHIRO) January 5, 2022
こちらの投稿はCygames制作のクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)の楽曲『うまぴょい伝説』にちなんだものと思われる。
『ウマ娘』は、かつて実在した偉大な競走馬たちの名前と魂を受け継ぎ、超人的な走力を持つ「ウマ娘」たちの集まる「トレセン学園」を舞台とした物語を、ゲームやアニメ、マンガなどさまざまな媒体で描く。
そのプロジェクト自体は2016年ごろには発表されており、以後2018年にアニメ第1期が放送。2021年にアニメ第2期が放送を開始、同年2月にアプリゲームがリリースされ、アプリ版の年間売り上げはおよそ1000億円にのぼるほどの大ヒットを記録した。
『うまぴょい伝説』は同作を代表する楽曲であり、作詞・作曲はCygames所属のサウンドプロデューサー、本田晃弘氏。『メタルギアソリッド』シリーズや『beatmania IIDX』シリーズなどに楽曲を提供してきた、著名なコンポーザーである。
2018年のReal Soundによるインタビュー中では『うまぴょい伝説』について、「ワインを瓶で飲み、パンツ一枚で振り付けを踊りながら作ってました」という、ユニークな制作秘話を語っている。
山口一郎氏は、自身がパーソナリティを務める、昨年に放送されたラジオ番組「サカナLOCKS!」中でも『うまぴょい伝説』に触れており「『うまぴょい伝説』は……翼を与えてくれる天使です……!」と発言。音楽的なセオリーを超越した構成で、常に意外性を与えてくる同曲を非常に高く評価している様子が見て取れる。
今回の唐突な「うまぴょい!」ツイートには「うまぴょい!」、「うまだっち!」など歌詞にちなんだリプライが数多く集まっており、中には山口氏のテンションを心配する声も。氏が実際に『ウマ娘』に触れているのかは定かではないが、『うまぴょい伝説』は非常に強く氏の心に残ったようだ。