PC周辺機器などを展開するZOTACがマレーシアの食品会社Jobbie Nut Butterと共同開発して生まれた、ゲーミングピーナッツバター「PONG」が1月13日(木)に発表された。ドライフルーツの配合により疲労回復に優れた栄養素を含んでいるだけでなく、スプーンから直接食べることを念頭に置くゲーマーのエナジー補給に特化した商品となっている。
本商品は、VRをモバイルで楽しむための“背負えるゲーミングPC”をはじめ、ユニークな製品を次々と送り出しているZOTACのマレーシア支社からのアプローチで誕生。開発の提案を受けたJobbie Nut Butterは同社に対し、「ゲームのしすぎで頭のネジが外れてしまったのではないか」という印象を当初は抱いたという。
その後およそ4ヵ月の期間を経て、両社のコラボによる製品化が実現。「世界初のゲーマー向けピーナッツバター」と銘打ち、販売をスタートした。気になる中身はといえば、滑らかな舌触りのピーナッツペーストに、ドライフリーズ加工されたブルーベリーとストロベリーをブレンド。化合物の類は一切使用しておらず、他には塩と砂糖だけのシンプルで健康的な材料だ。
「PONG」には眼の回復を助けるカロテノイドのほか、脳の働きをよくする抗酸化物質、炎症を抑えるビタミンCなどの栄養が豊富に含まれていると商品ページでは紹介されている。同商品は執筆時点でマレーシア国内に向けた販売のみとなっているが、Jobbie Nut Butterはイギリスやシンガポール、韓国などへの発送にも対応していることから今後国外へ展開される可能性も少なくないだろう。
価格は1瓶あたり56リンギット(約1529円)。なお商品のネーミングは、1972年にアタリが発表した世界最初期のビデオゲーム『ポン』にちなんで付けられたとのことだ。