バンダイナムコエンターテインメントの東南アジア支社は、オフライン・オンラインで1月25日(火)まで開催中の海外ゲームショウイベント「台北ゲームショウ」内にて、フロム・ソフトウェアが開発するアクションRPG『ELDEN RING(エルデンリング)』の映像番組を公開した。映像は2021年12月に収録されたもので、プロデューサーの北尾泰大氏が出演。インタビュー形式で世界観とアクション/システムについて語っている。
PS5/PS4、Xbox Series X|S/Xbox One用ソフト『エルデンリング』は、2月25日(金)の発売日に向けて予約を受付中だ。
『エルデンリング』は、アクションRPG『ダークソウル』シリーズで知られるフロム・ソフトウェアが開発を手がける新作アクションRPGである。本作では代表取締役社長の宮崎英高氏がディレクターを担当したほか、世界設定の構築には海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作小説『A Song of Ice and Fire(邦題:氷と炎の歌)』で知られる作家のジョージ・R・R・マーティン氏も携わっている。
何らかの理由で荒廃した「狭間の地」で展開されるストーリーに関して、北尾氏は従来のタイトルと異なり、「主人公の“褪せ人(あせびと)”が巻き込まれていくのではなく、自らの意志で王になるために冒険を進めていく」ものになると言及している。プレイヤーごとに異なる体験と考察の共有を活発化させるため、断片的な説明やフレーバーテキストを配置する手法は今作にもしっかりと用意されているようだ。
また、探索中に見つかるダンジョンはフィールドとシームレスにつながる中小規模のダンジョンと複雑で立体的な「レガシーダンジョン」と呼ばれる大型のダンジョンが存在。中小規模のダンジョンはゲームのクリアへ影響しない代わりにボスを撃破できれば良質なアイテムを入手できる一方、レガシーダンジョンでは閉鎖的な空間で緊迫感のある戦闘を楽しめるという。
さまざまな性質を持つダンジョンは高低差のある広大なフィールド上へ散らばっており、地図上から発見したチェックポイントへ移動できるファストトラベルとあわせて利用することで自由な順番で攻略可能。一方、北尾氏は「目的のない状態で迷わないようにするためのシステムもいくつか用意している」とコメントしている。
さらに、武器や魔法などを選択するプレイスタイルについて、直剣を愛用している北尾氏はプレイの感想として「色々使う遊び方に変わった」と言及。従来のタイトルとは異なり、フィールド上では先に敵を発見する状況が発生するため、弓や魔法も使う複合的な戦略を楽しめるようだ。
なお、映像の後半では、北尾氏がアジア地域から寄せられた“周回要素の有無”や“天候・時間による変化”をはじめとした質問に答えるFAQコーナーも用意されている。回答では所要クリア時間について「メインルートだけであれば30時間くらいに抑えたいと考えている」と言及するなど、一歩踏み込んだ回答も出ているので、興味があれば全編をチェックしておくとよいだろう。