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テレビ放送検閲ゲーム『Not For Broadcast』正式リリース開始。約43時間にのぼる長尺実写ムービーの使用でギネス世界記録にも認定

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 tinyBuildは1月26日(水)、NotGamesが開発を手がけるテレビ放送検閲ゲーム『Not For Broadcast』の正式リリースをPC(SteamEpic GamesGOG.com)向けに開始した。あわせて同作が「ビデオゲーム史上におけるもっとも長尺のフルモーション(実写)映像」を使用しているとして、1月頭にギネス世界記録へ認定されたことを伝えている。

 『Not For Broadcast』は、ディストピア化した1980年代のイギリスを舞台とするテレビショー運営シミュレーションゲーム。プレイヤーは政府のプロパガンダ道具となったテレビ局のスタッフとなり、映像や音声の操作を通じて放送の内容を管理し、世の中に影響をおよぼしていく。

 リアルタイムで進行するスタジオの動向に気を配りながら、最大4種類のカメラやコマーシャル映像による画面の切り替え、“ピー”音の挿入などを通じてオンエアの模様をコントロール可能だ。不適切な言葉使いや政府に都合の悪い発言が視聴者の元まで届かぬよう、目と耳を集中させて臨む必要がある一方、ゲームオーバーにならない範囲で出演者の醜態や禁止用語をさらけ出して楽しむこともできる

テレビ放送検閲ゲーム『Not For Broadcast』正式リリース開始。約43時間にのぼる長尺実写ムービーの使用でギネス世界記録にも認定_001
(画像はYouTube「Not For Broadcast — Launch Trailer」より)
テレビ放送検閲ゲーム『Not For Broadcast』正式リリース開始。約43時間にのぼる長尺実写ムービーの使用でギネス世界記録にも認定_002
(画像はYouTube「Not For Broadcast — Launch Trailer」より)
テレビ放送検閲ゲーム『Not For Broadcast』正式リリース開始。約43時間にのぼる長尺実写ムービーの使用でギネス世界記録にも認定_003
(画像はYouTube「Not For Broadcast — Launch Trailer」より)

 本作はリリース前の内容を先行プレイ可能な早期アクセス版として提供されていたが、このたび1月26日に正式リリースを迎えた。発売にあたっては新エピソードを含む3篇のストーリーが公開されたほか、マルチエンディングや新たな実績などが追加されている。

 またtinyBuildは、本作がギネス世界記録に認定されたというニュースも喜びとともに伝えている。本作の放送パートでは260名もの俳優たちと撮影した実写映像が用いられているのだが、約43時間分にものぼるという(正確には42時間57分52秒)驚異の長尺ムービーがビデオゲーム史に残る業績として認められたようだ。

 『Not For Broadcast』は、各ストアにて2570円で販売中(GOG.comのみ24.99ドル)。執筆時点では日本語に未対応なものの、2月5日(土)までは25%オフの1927円(各税込)で購入可能となっている。無料の体験版も配信されているので、興味を持たれた方は手に取ってみるとよいだろう。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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