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『タコピーの原罪』単行本上巻が3月4日に発売決定。地球にハッピーを広めようとする異星人と子どもたちの生きる厳しい現実のギャップを描く、話題沸騰の衝撃作

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 集英社が運営するウェブサイト『少年ジャンプ+』で連載中の人気マンガ、『タコピーの原罪』単行本が3月4日(金)に発売されることが明らかとなった。上巻と題された表紙の画像も公開されており、4月には下巻の販売も控えているようだ。

 『タコピーの原罪』はマンガ家のタイザン5氏が手がけ、毎週金曜日に最新話が公開されるたびTwitterのトレンドへ名を連ねている話題作。執筆時点では第9話までが掲載されており、見る者を惹きつける衝撃的展開で毎回多くの感想や考察コメントがネット上を賑わせている。

 物語は地球にハッピーを広めるため降り立ったハッピー星人のタコピーが、笑わない少女・しずかちゃんと出会ったことで彼女を取り巻く学校や家庭の事情へと迫っていくというもの。無垢で健気なタコピーが「ハッピー道具」と呼ばれる不思議なグッズの力を使って問題の解決に挑むという設定は『ドラえもん』などの作品を彷彿とさせるが、本作では現代的かつ読者の胸を打つ描写の数々が至るところに散りばめられている。

 子どもたちの視点から見る地球の現実は、ハッピー星人のタコピーには理解が追い付かないことも多々あるものの、その認識の差異がストーリーを動かす原動力となっていく。ともすれば扱いの難しい題材を巧みな画力と構成力で描き切る、タイザン5氏ならではの世界に心を揺さぶられ連載を楽しみに待つ読者は少なくないだろう。

『タコピーの原罪』単行本上巻の発売日が3月4日に決定_001
(画像は少年ジャンプ+より)

 『タコピーの原罪』上巻は、216ページを収録。価格はコミック版が693円、電子書籍版が659円(各税込)となっている。タイザン5氏のTwitterによれば、単行本の発売までは『少年ジャンプ+』にて同作の全エピソードが無料で公開予定とのこと。同サイトでは『ヒーローコンプレックス』『キスしたい男』といった氏の過去の読切作も無料公開されているので、あわせてこの機会に触れてみてはいかがだろうか。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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