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約60樹種200本以上の棍棒が展示される「大棍棒展」が開催。原初的な道具である棍棒の販売や「試し殴り」が楽しめる

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 全日本棍棒教会は2月11日、棍棒の展覧会「大棍棒展」を開催した。開催場所はKITAHAMA N Galleryで、会期は2月20日までとなる。入場料は無料だ。

 「大棍棒展」では全日本棍棒教会のメンバーが制作した約60樹種200本以上の棍棒が展示される。また、展示される棍棒は購入可能であり、会期中の15時までは樹脂や大きさの異なる4種の棍棒で「試し殴り」が行えるという。

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(画像は全日本棍棒協会Twitterより)

 棍棒とは、人が振り回すのに最適な加工が施された丸い棒であり、打撃を加えることで対象物に衝撃を与えるもっとも原始的な道具だ。

 現代においては「架空のキャラクターの武器」として馴染み深く、フロムソフトウェアが展開する『ダークソウル』シリーズの武器アイテム「ラージクラブ」「グレートクラブ」などが想起されるだろう。

 全日本棍棒教会が公開しているステートメント「大棍棒宣言」を参照すると、棍棒は「架空のキャラクターの武器」である以前に人類が使用してきた原初的な道具であり、根源的な暴力の快楽性を使用者に語る妖刀に似た「大いなるもの」とされている。

 Twitterでの「大棍棒展」の告知には、「すぐにそうびしていくかい?」「これがひのきぼうですか」など、『ドラゴンクエスト』シリーズに因んだコメントが多く寄せられ、現代における棍棒のイメージを物語っているだろう。

 全日本棍棒教会は、実際に里山にて生活を送り、その模様をまとめた雑誌を刊行する組織「つち式」による派生プロジェクトであり、「大棍棒展」以外にも自作の新競技「棍棒とばし」といったプリミティブな実践を繰り広げている。

 興味がある読者は、ぜひ会場へ足を運び「ピエエエエエイ」と奇声をあげて棍棒を振り下ろしてみてはいかがだろうか。

「大棍棒展」が開催。約60樹種200本以上の棍棒が展示、試し殴りも楽しめる_002
(画像は大棍棒展/全日本棍棒協会(@greatkonbou) • Instagram写真と動画より)
編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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