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壮大すぎる世界観で繰り広げられる異色のマルバツゲームが登場。誰もが楽しめるおなじみの遊びを、邪悪な印に生贄を捧げる千年に一度の儀式へとアレンジ

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 個人開発者のトモぞヴP氏は5月8日(日)、壮大な世界観の映像とともに展開される三目並べ型ゲーム『MadRune BadGame ~マルバツゲーム~』をPC向けに無料公開した

 本作は、3×3の格子状のマスを使ってマルとバツのマークを交互に埋めていき、自らの印を先に一列分そろえた者が勝者となる三目並べを題材としたゲームだ。

 シンプルかつ奥深い戦略性から日本のみならず世界のさまざまな地域で親しまれている同遊戯だが、『MadRune BadGame ~マルバツゲーム~』では中世西洋風の「印揃えの儀」として、想像力豊かなアレンジが施されている。

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(画像はunityroom『MadRune BadGame ~マルバツゲーム~』より)
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(画像はunityroom『MadRune BadGame ~マルバツゲーム~』より)

 ゲームを起動すると、赤く染まった夜空へ浮かぶ月の姿にマルとバツを象った金色のルーンが重なるオープニングムービーが流れ出す。続けて「“千年に一度の赤い月の夜”に邪悪なルーンへ捧げる生贄を決めるための儀式が行われる」という設定が迫真のBGMとともに伝えられ、闘技場で中央のマスを挟み相対するふたりの騎士が登場する。

 「勝った者だけが勝者、負けた者こそが敗者」とルールを要約してゲームが開始されるまで、映像は約38秒間たっぷりと続く。その後は交互にマルとバツを並べていく、おなじみの遊びを楽しむことが可能だ。

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(画像はunityroom『MadRune BadGame ~マルバツゲーム~』より)
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(画像はunityroom『MadRune BadGame ~マルバツゲーム~』より)

 同作はフリーゲーム投稿サイト「unityroom」で開催された、1週間でゲームを作り上げるゲームジャム企画の一環で開発。今回の企画には「そろえる」というお題が与えられており、執筆時点ではゴリラの写真をそろえ続けるスロットゲーム『無限ゴリラスロット -GORILLA SLOT INFINITY-』を含む326もの参加作品が公開されている。

 トモぞヴP氏はこれまでにも同サイトのゲームジャムで多数の作品を手がけてきた。「回」というお題では回転する力士がぶつかり合う『The SUMOU』を、「あける」というお題ではコンベア上を流れるドーナツに穴をあけていく『ドーナツホール工業株式会社』を発表し、ユニークな着想と高い完成度で人気を博している。

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(画像はunityroom「トモぞヴP」より)

 また同氏は「象之葦(ゾウノアシ)Games」の名義で、虚無を育てる育成ゲーム『虚無そだて』などのAndroid向けアプリもリリースしている。本作を機に興味を持たれた方は、あわせてチェックしてみるとよいだろう。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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