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Unreal Engineのアセット「Fluid Flux」で作られた海がリアルすぎると話題に。リアルタイムでうごめく海面や川などの液体をシミュレート

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 海外向けの掲示板「Reddit」にて5月11日、Unreal Engineで表現された海辺の映像が投稿され、そのリアルな海水の表現に多くの注目が集まった。

 映像の海面はゲームとアセットを開発するKrystian Komisarek氏によるもので、映像は個人でサバイバルゲームの開発をしているRomain氏により投稿された。

 Krystian Komisarek氏が開発した海面や川などの流体を再現するアセットの名前は「Fluid Flux」。5月9日よりUnreal Engineのマーケットプレイス向けに配信が開始した。対応するUnreal Engineのバージョンは、マーケットプレイスによると4.26から4.27、5.0となる。

Unreal Engineのアセット「Fluid Flux」で作られた海がリアルすぎると話題に01

 本アセットの価格は349.99ドルで、執筆時点では約4万5000円ほど。かなり強気な値段だが、アセットのクオリティの高さから「購入したい」あるいは「値段は高いが購入する価値がある」という反応が集まっている。

 Krystian Komisarek氏はアセット「Fluid Flux」の開発状況を定期的にTwitterに投稿しており、Unreal Engineのマーケットプレイスから配信する以前から注目を集めていたが、晴れて正式に販売が開始され、あらためて注目を集めた。

 アセット「Fluid Flux」の凄みはなんと言っても再現性の高い流体シミュレーションだ。地形や海面に浮遊する物体への衝突により変化する液体の動きを表情豊かにUnreal Engineで再現し、同時に流体そのもののビジュアルの質も十分に高いと言えよう。

 海面の流体をシミュレートするのみならず、海上の浮遊物や沈殿した物体が揺れる様をシミュレートすることができ、リアルな海のシーンを作成したいゲームクリエイターや映像作家に最適なアセットとなっている海中からの視点も魅力的だ。

Unreal Engineのアセット「Fluid Flux」で作られた海がリアルすぎると話題に01

 Epic Games Launcherやブラウザからアクセスできるマーケットプレイスでは、本アセットのデモシーンがダウンロードできる。すでにビルドされたデータが配布されているため、Unreal EngineをPCにダウンロードしていなくてもプレイ可能だ。

 デモシーンにはRedditにアップロードされたIsland Mapのほか、荒れた日中の海を体験できるBeachMap、本アセットを河川に利用するべく用意されたRiverMapが用意されている。

 Redditに投稿された映像に見られる表情豊かな流体シミュレーションを自身の手でコントロールして鑑賞できるため、興味がある読者は実際に遊んでみてはいかがだろうか。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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