引退した元マタギがFPSにのめり込み、長年の狩猟で培った腕前を発揮して無双する異色のeスポーツマンガ『マタギガンナー』の連載が5月12日(木)に発売の『モーニング』誌上にて開始された。原作を『終電ちゃん』の作者である藤本正二氏が、作画をスペイン出身のJuan Albarran氏が担当している。
本作では妻の死を迎え孤独な田舎暮らしを営む元マタギの「山野仁成」が、不法投機された家電ゴミのなかから偶然拾ったゲーム機をきっかけに、オンライン対戦FPSの世界へと足を踏み入れていく。
ゲームはおろかインターネットに触れた経験すらない山野だったが、電気店のスタッフの助けを借りて自宅への回線導入を果たす。起動後は不慣れなルールにやや戸惑いの色を浮かべながらも、しだいに狩猟との類似性を見出し、凄腕のスナイパーとして才能を開花させるまでの過程が第一話では描かれた。
🎉本日発売🎉
— マタギガンナー【公式】8巻発売中‼️ (@matagi_gunner) May 12, 2022
モーニング2⃣4⃣号に新連載 #マタギガンナー 第1話が掲載‼️
1st Match 「北の国からヘッドショット」
前代未聞の #eスポーツ 漫画‼️
凄腕の元マタギが、拾ったゲーム機でFPSを始めたら…。
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獲物を確実に追い詰めるため、多くの忍耐や集中力を要することでも知られるマタギの仕事。そうした生活を長らく続けてきた山野の表情は常に一貫しており、状況の多少の変化では揺らぐことがない。
DCコミックスのインカー(線画担当)や日本のマンガ家のアシスタントとして働いた経歴を持つJuan氏の、静謐な筆致で展開される今後の物語の行方にも注目だ。
なお最終電車を擬人化したキャラクターが登場する藤本氏の代表作『終電ちゃん』は、2015年から2020年まで『モーニング』ほか各関連媒体にて連載。同作は2015年開催の「第67回ちばてつや賞」一般部門にて入選を果たしている。