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元マタギがFPSで無双する異色のeスポーツマンガ『マタギガンナー』が連載開始。ヒマを持て余した孤独な歴戦の狩人が、FPS世界で最強のスナイパーとして目覚めていく

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 引退した元マタギがFPSにのめり込み、長年の狩猟で培った腕前を発揮して無双する異色のeスポーツマンガ『マタギガンナー』の連載が5月12日(木)に発売の『モーニング』誌上にて開始された。原作を『終電ちゃん』の作者である藤本正二氏が、作画をスペイン出身のJuan Albarran氏が担当している。

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(画像はモーニング公式サイト『マタギガンナー』より)

 本作では妻の死を迎え孤独な田舎暮らしを営む元マタギの「山野仁成」が、不法投機された家電ゴミのなかから偶然拾ったゲーム機をきっかけに、オンライン対戦FPSの世界へと足を踏み入れていく。

 ゲームはおろかインターネットに触れた経験すらない山野だったが、電気店のスタッフの助けを借りて自宅への回線導入を果たす。起動後は不慣れなルールにやや戸惑いの色を浮かべながらも、しだいに狩猟との類似性を見出し、凄腕のスナイパーとして才能を開花させるまでの過程が第一話では描かれた。

 獲物を確実に追い詰めるため、多くの忍耐や集中力を要することでも知られるマタギの仕事。そうした生活を長らく続けてきた山野の表情は常に一貫しており、状況の多少の変化では揺らぐことがない。

 DCコミックスのインカー(線画担当)や日本のマンガ家のアシスタントとして働いた経歴を持つJuan氏の、静謐な筆致で展開される今後の物語の行方にも注目だ。

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(画像は『モーニング』公式Twitterより)

 なお最終電車を擬人化したキャラクターが登場する藤本氏の代表作『終電ちゃん』は、2015年から2020年まで『モーニング』ほか各関連媒体にて連載。同作は2015年開催の「第67回ちばてつや賞」一般部門にて入選を果たしている

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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