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ドワンゴが「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」の3つの文字列を商標登録を出願したと発表。「ゆっくり茶番劇」の騒動に関連して対応策を実施

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 ドワンゴは、「ゆっくり実況」、「ゆっくり解説」、「ゆっくり劇場」の3つの文字列を商標登録を出願をしたと発表した。

商標出願番号:
「ゆっくり実況」 商願2022-58346
「ゆっくり解説」 商願2022-58347
「ゆっくり劇場」 商願2022-58348

 今回のドワンゴの動きは、YouTubeクリエイターの柚葉さんが『東方Project』の二次創作コンテンツとして知られる“ゆっくり茶番劇”の商標権を第三者にも関わらず取得したことに関連してのもの。なお柚葉さんはその後、登録抹消申請したと報告している。

 ドワンゴは5月23日の記者会見にて、本件の対応策を発表しており、ゆっくり系動画においてジャンル・カテゴリーを示す表示として広く使われている数の文字列を対象として、商標登録の出願を行うことを発表していた。

ドワンゴが「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」を商標出願_001
(画像は商標ウォッチより)
ドワンゴが「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」を商標出願_002
(画像は商標ウォッチより)
ドワンゴが「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」を商標出願_003
(画像は商標ウォッチより)

 ドワンゴの発表では「弊社は将来にわたり一切の権利行使をしないことをお約束いたします」としており、さらに「悪意ある第三者による商標登録出願を防ぐために、出願を予定している文字列の詳細は記載を控えさせていただきます」としていた。今回は、その文字列が明らかになった形だ。

 なお今回は出願という形なので、特許庁の審査、査定を経て商標が登録される流れとなる。

 ドワンゴ専務取締役COOでニコニコ代表の栗田穣崇氏は、「「ゆっくり」動画にとって、この3つの単語が最も上位の概念であり、この3つの単語により概ねほとんどの動画が網羅できると考えています」とTwitterでコメントを発表している。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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