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『蒼穹のファフナー』の冲方丁氏、アニメ『進撃の巨人』の肥塚正史氏がタッグを組む新作SFアニメ『ムーンライズ』が制作決定。ネットフリックスで独占配信

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 Netflixは6月9日、新作アニメ『ムーンライズ』の政策決定を発表した。本作はネットフリックスによる独占配信で、配信開始日は不明だ。

 発表にあわせて公開された制作スタッフは、原作を『天地明察』や『マルドゥック・スクランブル』、『蒼穹のファフナー』、『PSYCHO-PASS サイコパス2』で知られる冲方丁(うぶかたとう)氏、監督をアニメ版『進撃の巨人』のシーズン2および3を手がけた肥塚正史氏が担当する。

 また、本作の制作はプロダクション・アイジーのスタッフが中心となって発足し、『甲鉄城のカバネリ』やアニメ版『進撃の巨人』、ネットフリックスで先行配信している劇場アニメ作品『バブル』を手がけるWIT STUDIOが務める。

『蒼穹のファフナー』の冲方丁氏、アニメ『進撃の巨人』の肥塚正史氏がタッグを組む新作SFアニメ『ムーンライズ』が制作決定_01
(画像はムーンライズ – Worksより)

 本作の舞台は、全てがAI〈サピエンティア〉に委ねられ、その合理的な判断でコントロールされた近未来。〈サピエンティア〉は合理的な判断として地球と月で格差を産み出し、汚染物や犯罪者を月へ送ることで平和に暮らす地球の富裕層と、荒んだ環境を強いられる月の貧困層の対立は増幅し、独立戦争の火種となりつつある。

 ある日、主人公のジャックは地球人であり、地球からの解放を企てた爆破テロにより家族を失ってしまう。物語は、月の反乱軍への復讐を誓うジャックが地球の調査員として月へ向かうこととなり、展開していく。

 公開されたあらすじは、合理性をもって一定の人間を排除するという明らかな暴力によって成立する世界や、特権を持つものとして復讐を誓う主人公という設定により、現代の社会問題の寓話となる世界観とドラマの予兆を感じさせる。

 SF作家、脚本シリーズ構成として数々の物語を編み出してきた冲方丁氏と原作の魅力を昇華したアニメ版作品を手掛ける肥塚正史氏、縦横無尽なアニメーションを魅せるWIT STUDIOという豪華な制作陣で贈る新作アニメ『ムーンライズ』。

 興味がある読者は続報をチェックして配信を待とう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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