[※更新6月17日(金)13時28分 GSC Game Worldの現状を伝える動画の内容について加筆し、一部の表現を修正しました]
GSC Game Worldは、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』の発売時期を2022年12月8日から2023年へと延期したことを発表し、最新映像を公開した。
Would we dare to step on a path to the Heart of Chornobyl… Despite threats, dangers to life and consciousness, uncertainty and risks, that envelope this journey to the unknown?https://t.co/ew4YCnPxD8#GoodHuntingStalker #CheckPDA #GSC #stalker2
— S.T.A.L.K.E.R. OFFICIAL (@stalker_thegame) June 14, 2022
『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、原発事故が起きたチョルノービリ(旧表記:チェルノブイリ)原発の一帯を舞台にしたサバイバルホラーFPS。2009年から2010年にかけて発売された『S.T.A.L.K.E.R. Call of Pripyat』以来、およそ10数年ぶりのシリーズ新作となる。
ゲーム中ではチョルノービリの立入禁止に突如あらわれた謎の地帯「ゾーン」に隠された「アーティファクト」を狙う「ストーカー」のひとりとなり、広大な放射能汚染地帯を探索していく。人間同士の派閥の抗争や凶暴なミュータントといった脅威のなかで生き抜いていく。
公開された最新映像では、あるトラックが「ゾーン」に向かうも不思議な現象が起こるシーンが描かれている。次第に森は赤く染まり車の計器は故障し、さらに死体が動き出すように解釈できる映像が確認できる。
今回、発売時期を2022年12月8日から2023年へと変更されている。開発のGSC Game Worldは、ウクライナのキーウを拠点としているスタジオだが、ロシア侵攻によるウクライナ情勢との関連性があるのかは現在のところ明言されていない。
ただしGSC Game Worldは、「Game Development During the War」(戦時下のゲーム開発)と題した映像を公開しており、スタジオの約1キロもの近くでミサイルが着弾していたり、空襲のサイレンが鳴り響き、そのたびに防空壕に避難するなど生活が一変したことを伝えている。
また開発者のなかにはウクライナの防衛のために入隊したメンバーもおり、「勝利を掴んだあとに、ゲームの開発に戻ります」と語るなど緊迫した状況が伺える。こうした状況の変化が本作の開発延期に繋がったことは容易に推測ができる。GSC Game Worldは、ウクライナへの支援を呼び掛けている。
サバイバルホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、2023年発売予定だ。