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ブラウザで使えるプロ向けの将棋AI解析「棋神アナリティクス」がサービスを開始。20億局面を学習した最新のディープラーニング系将棋AI「dlshogi」を利用可能

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 HEROZ株式会社は7月4日、ブラウザで使える将棋AI解析サービス「棋神アナリティクス」のサービスを開始した。

 有料プランはAI解析を利用できるが、無料プランでは棋譜の再生、編集、クラウド保存のみが使用できる。有料プランの基本料金は月額1万1000円(税込)で、利用時間が10時間を超えると毎分20円の従量課金となる。

 対応OSはWindows、MacOS、Android、iOSで、ブラウザはChrome、Safari、Edge、Firefoxとなる。

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(画像は棋神アナリティクスより)

 「棋神アナリティクス」はプロフェッショナル向けの将棋AI解析サービスだ。

 近年成長著しいディープラーニングを活用した将棋AI研究は、CUDAやTensorRTなどの計算基盤を駆使し、複雑な設定を行わなければならない。くわえて半年で新しいAIが公開されるため、常に最新のAIを個人が使用することはハードルが高い。

 そこで、本サービスはハードルとなっている要素をスルーし、誰もがボタン一つでAI解析を使用可能となる。

 使用できる将棋AI解析は、5月5日に第32回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「dlshogi with HEROZ」とやねうら王系将棋AI「水匠」だ。「dlshogi」の最新モデルが利用できるのは本サービスのみとなっている。

 強化学習はNVIDIA A100を8基搭載したサーバ9台で行われており、現在公開しているモデルでは、GPU1枚で強化学習した場合の約3年分相当の約20億局面を学習している。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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