DeNAやAQUA STYLEなどの企業・団体による制作委員会「アンノウンX」は7月18日(月)、iOSとAndroidへ向けて基本プレイ無料で配信中のリズムゲーム『東方ダンマクカグラ』について、同作のサービスを10月28日(金)で終了すると発表した。発表にあわせて、小室哲哉氏や『アイカツ!』シリーズで知られる田中秀和氏、やなぎなぎさんなどのアーティスト・コンポーザー陣による30曲以上の実装を含むサービス終了までのロードマップも公開されている。
なお、本作の課金機能は9月20日(火)で終了する予定だ。
『東方ダンマクカグラ』は、同人作品群『東方Project』の原作を手がける同人サークル「上海アリス幻樂団」が公認するリズムゲーム作品である。2021年8月にリリースされた本作では原作者のZUN氏が手がけた『東方Project』の原曲やIOSYS、SOUND HOLIC、岸田教団&THE明星ロケッツなどの著名な音楽サークルが提供したアレンジ楽曲の譜面をプレイ可能。アンノウンXの副長を務めるDeNAの上田朋宏氏によると、累計で500万人以上のプレイヤーが本作を遊び、執筆時点でも多くのプレイヤーが遊んでいるという。
一方、サービスの終了理由としては想定売上と実際の売上額にある差異、そして「ユーザーが望む『東方ダンマクカグラ』とかけ離れてしまう」との判断を挙げている。運営にあたってはさまざまなプロモーション施策やアップデートを実施してきたほか、サービス継続にあたる慎重な検討も重ねられてきたが、アップデートで実装される新規コンテンツの減少やクオリティ部分への影響が決め手のひとつとなったようだ。
なお、7月19日(火)にはメインストーリー第2章とやなぎなぎさんの歌唱による新規書き下ろし楽曲「Resonance ~ 私たらしめるもの」が実装される。加えて、同月には田中秀和氏や全国6都市のクラブツアーを開催中の“バーチャルアンデッドユニット”「BOOGEY VOXX」と新進気鋭のトラックメイカーであるPSYQUI氏の楽曲も追加するという。
さらに、8月には半周年の記念企画で実装が決まった『東方Project』の原曲「紅楼 ~ Eastern Dream」や小室哲哉氏による「Bad Apple!! feat.nomico」のリミックスバージョンなど7曲を実装。上記のほか、9月にも原曲ふたつを含めた8曲が実装されるほか、サービス1周年や即売会イベント「博麗神社秋季例大祭」の記念キャンペーンも実施される。
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— 東方ダンマクカグラ◆Steam版発売中! (@danmakuJP) July 18, 2022
そして、最終の10月にも杉田智和さんが演じる「森近霧之助」をはじめとするキャラクター実装や、ピアニストのまらしぃ氏やIOSYS、草野華余子さんによる書き下ろし楽曲を含めた11曲も実装されるようだ。
サービス最終日の10月28日(金)にも音楽ライブ込みの生放送を予定しているようなので、興味があれば最後まで『東方ダンマクカグラ』を楽しんでおくとよいだろう。