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トラウマと向き合うべく異界を探索するホラーゲーム『They Speak From The Abyss』のSteamストアページが公開。引っ越し先のクローゼットで悪魔に遭遇。レトロな美学で描く恐怖の精神世界

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 個人ゲーム開発者のNikki Kalpaとパブリッシャー2 Left Thumbsは7月22日、開発中のホラーADV『They Speak From The Abyss』についてSteamストアページを公開した。

 Steamストアページによると、発売時期は2023年となっている。また、本記事への作者の反応によると日本語の対応を予定している。

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(画像はSteam:They Speak From The Abyssより)

 『They Speak From The Abyss』は3DダンジョンRPG風ホラーアドベンチャーゲームだ。

 本作の主人公「ヴァネッサ」は引っ越したばかりの新居にて、啓示のような夢を見て目覚める。すると、自室のクローゼットには「夜のセラピスト」を自称する悪魔GERMAINが佇んでいた。

 GERMAINはセラピーと称して恐怖の旅に誘う。ヴァネッサは奇怪な誘いに乗り、GERMAINの背後に展開する奇妙な空間「アビス」を冒険し、自身のトラウマと向き合うこととなる。

『They Speak From The Abyss』のSteamストアページが公開_006
(画像はSteam:They Speak From The Abyssより)

 アビスの中は内臓の様なテクスチャが広がる不気味な空間であり、おどろおどろしい悪魔や二頭の植物、殺人鬼を名乗る存在が徘徊している。

 itch.ioでは本作の序盤プレイできる体験版が配信されている。ゲーム本編に実装される戦闘要素などは収録されていないが、本作の作風は十分に味わえるだろう。

 たとえば、ダンジョン内に配置されたダークなビジュアルを携えた悪魔たちの多くは会話をすることができ、かれらの多くは友好的でコミカルだ。また、ヴァネッサの淡々とした発言も頻出し、意外にも軽快な会話劇を楽しめる。

 いっぽう、作品の要素の多くはグロテスクなモチーフや不気味な美意識を基調としている。それらを荒いグラフィックやサウンドで描くスタイルは、精神世界のような異界「アビス」を舞台とする本作にマッチしているだろう。

 Steamストアページの公開にあわせて、itch.ioではデモ版のアップデートが実施されている。ストーリーの進行の調整やバグの修正、ミニマップの実装、オーディオトラックの追加が行われている。

 興味がある読者は本作をSteamのウィッシュリストに登録し、itch.ioにて体験版をプレイしよう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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