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『Papers, Please』スマホ版が8月5日に発売決定。ディストピアの雰囲気漂う「アルストツカ」で入国審査官として働く人気作が移植、タッチ操作や縦画面プレイにあわせ最適化

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 『Papers, Please』『Return of the Obra Dinn』といった作品で知られるゲーム開発者のLucas Pope氏は『Papers, Please』のスマートフォン版(iOS、Android)を8月5日(金)に配信すると発表した。

 本作は架空の国家「アルストツカ」にて、不正な入国を防ぐ入国審査官として働くシミュレーションゲーム。ゲーム中はリアルタイムに時間が進み、対応できた人数に応じて報酬が入手できる。家賃や食費といった生活費が毎日引かれていくため、なるべくスムーズに業務を遂行し、家族を養っていかなくてはならない。

 日が進むごとに入国審査のルールは変化し、確認事項が増えたり、新たな手続きが必要になったりと複雑化していく。巧妙に書類を偽造し入国を試みる者はもちろん、ときには賄賂をちらつかせたり同情を誘うような事情を訴えたりと、さまざまな入国希望者がプレイヤーのもとを訪れる。

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(画像はSteam『Papers, Please』販売ページより)

 本作はSteam上において累計4万7千件のレビューを集めたうえで「圧倒的に好評」の評価を獲得。日本語字幕にも対応しており「独特の楽しさがある」、「寒々しい中にもちょっとしたユーモアがある雰囲気」など、日本人プレイヤーからの好意的な声も多数集まっている。

 ゲーム中ではマルチエンディング制を採用しており、プレイヤーの選択によって結末は多彩に変化。2018年にはNikita Ordynskiy氏が監督を務めた実写ショートフィルムも公開されるなど、プレイヤーに“考えさせる”ストーリーの描き方も高い評価を獲得していることがうかがえる作品だ。

 今回発表されたスマートフォン版ではタッチ操作に最適化するための調整が行われているとのこと。Lucas Pope氏の投稿した画像を見る限りでは縦画面で遊びやすくなるよう、プレイ画面のレイアウトにもアレンジが施されているようだ。

 『Papers, Please』のスマートフォン版(iOS、Android)は8月5日(金)の配信を予定し、記事執筆時点では価格などの詳細は明らかにされていない。PC版では多くのプレイヤーから支持された作品のため、興味を持たれた方はぜひこの機会にも触れてみていただきたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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