NHKは、PCソフト自動販売機「ソフトベンダーTAKERU」を特集した番組『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』を、8月9日(火)の22時50分からNHK総合チャンネルほかで放送すると発表した。
「ソフトベンダーTAKERU」は、ブラザー工業が開発・展開したPCソフト用の自動販売機。1986年にサービスが開始し、1997年にサービスを終了している。おもにパソコンショップなどに設置された。
ユーザーは備え付けの画面から欲しいソフトやゲームを選び、代金を支払う。すると空のフロッピーディスクが出てくるため、それをディスクドライブにセットすると選んだソフトのデータがフロッピーディスクに書き込まれ、取り扱い説明書も印刷されて持ち帰れるという、PCソフト用の自動販売機だった。
インターネットが一般的に普及する前のサービスであり、販売するソフトのデータは通信回線を通じて本体内にダウンロードされていた。新旧さまざまなソフトのほか、TAKERUオリジナルソフトや同人ソフトを購入することができる画期的なサービスだった。
『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』は、人気講談師・神田伯山さんが黒歴史を笑いに昇華しつつ、手痛い失敗から得られた教訓をあぶり出し、挑戦者たちにエールを送る番組。第3回目となる今回は、ブラザー工業の「ソフトベンダーTAKERU」が夢見た流通改革に迫るという。
「ソフトベンダーTAKERU」を特集した番組『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』は、8月9日の午後10時50分からNHK総合チャンネルほかで放送予定だ。