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『宇宙戦争』原作のオープンワールド・サバイバルゲームが開発中。迫りくる「トライポッド」の恐怖を再現、スティーブン・スピルバーグ監督の映画版から着想

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 H・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』から着想を得たサバイバルゲーム『War of the Worlds』が開発中だ。YouTubeで開発中の映像が公開されている。

 発売時期、価格は未定。対象プラットフォームはPC(Steam)。

 『宇宙戦争』(『War of the Worlds』)は、1898年に発表されたH・G・ウェルズによるSF小説。

 「侵略SF小説」の草分け的存在であり、地球に侵略を開始した火星人が、三本足を特徴とした謎の機械兵器「トライポッド」を使って人類を蹂躙する様を描く。トライポッドが発する熱線の圧倒的な火力の前に人類は打つ手がなく、川は沸騰し死者は増え続け、人々はパニック状態に陥るという極限状態を描いている。

 1953年にはジョージ・パル製作による映画化作品が有名で、2005年にはスティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で映画化されている。なお著者のH・G・ウェルズは1946年に亡くなっているため、『宇宙戦争』の原著はパブリックドメインとなっている。

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(画像はYouTubeより)
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(画像はYouTubeより)
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(画像はYouTubeより)
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(画像はYouTubeより)

 今回のゲーム『War of the Worlds』は、オープンワールドのサバイバルゲームとなっており、プレイヤーは人類を絶滅させるトライポッドの恐怖に怯えながら1週間の生存を目指すことが目的だ。

 脱水症状や飢餓による死亡を避けるため、食料、資源、その他の道具を調達しなければならないが、その過程では軍隊によるトライポッドへの反抗作戦に出くわすこともあるという。車や戦車に乗って移動することも可能なようだ。

 さらにマルチプレイも予定されており、人間側とエイリアン側を選択することができるとのこと。

 本作は前述したスティーブン・スピルバーグ監督版から影響を受けており、公開されている映像からも闇夜にトライポッドによるサーチライトが光る様子や、トライポッドが発するサイレン音、近代的な軍隊が反撃を試みる様子が映し出されている。

 開発を手掛けているのはニューヨークに拠点を置くインディースタジオのFlipSwitch Games。コンテンツ制作者支援プラットフォームのPatreonで支援を募っており、20分にも渡るプレイ映像などYouTubeで開発中の映像を定期的に公開している。

 Steamのストアページも公開されているので、気になった人はウィッシュリストに登録したり支援を検討してみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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