新世代GPU「RTX 4090」10月12日に29万8000円で発売決定。前世代の最大4倍のパフォーマンスを発揮、「RTX 4080」も11月に登場

【※更新 2022/9/21 11:30】記事初版にて「GeForce RTX 4090」と「GeForce RTX 4080」の12GBモデル、16GBモデルの価格についてそれぞれ約23万円、約13万円、約17万円と記載しておりましたが、NVIDIAの国内向けページにて公式の価格情報が公開されており、それぞれ29万8000円、16万4800円、21万9800円となることが明らかになりました。それにあわせて記事を修正しております。

 NVIDIAは9月20日(火)、「GTC 2022」の基調講演にて新世代GPU「GeForce RTX 4090」(以下、RTX4090)と「GeForce RTX 4080」(以下、RTX4080)を発表した。

 「GeForce RTX 40」シリーズでは「Ada Lovelace アーキテクチャ」と呼ばれる新世代のGPUコアを採用。世代の最大4倍にも達するパフォーマンスを持つという。

 そのほかにも最大1.32 PFLOPSのTensor性能を備え、FP8アクセラレーションを使用することで前世代の5倍に性能向上した第4世代テンソルコアを搭載。最大191TFLOPS の実効レイトレーシング性能を備え、前世代の2.8倍におよぶ向上を遂げた第3世代レイトレーシングコアも搭載するなどといった技術革新を特徴としている。

 第4世代テンソルコアとオプティカル フロー アクセラレータが実現する「NVIDIA DLSS3」は、AIによって高品質な追加フレームを生成。GPUが独立してフレーム全体を生成できるため、ゲームプレイ中におけるCPUパフォーマンスの制限を克服できるという。

「RTX 4090」10月12日に発売決定。価格は約23万円1
(画像はYouTube「GeForce Beyond: A Special Broadcast at GTC」より)

 「RTX4090」は前世代の最上位GPU「GeForce RTX 3090」と比較して、『Microsoft Flight Simulator』上で2倍、『Portal with RTX』上で3倍、『RacerX』上では4倍の高速化を実現。4K解像度のゲームで毎秒100フレーム以上を安定して提供できる性能となるようだ。

 一方の「RTX4080」でも、16ギガバイトモデルは「GeForce RTX 3080 Ti」の2倍に相当するスピードを実現し、「GeForce RTX 3090 Ti」よりも低電力で高い性能を発揮できるとされる。12ギガバイトモデルでも、前世代のフラッグシップGPUである「RTX 3090 Ti」以上に高速な処理が行えるとのことである。

「RTX 4090」10月12日に発売決定。価格は約23万円2
(画像はYouTube「GeForce Beyond: A Special Broadcast at GTC」より)

 「RTX4090」は10月12日(水)に発売となり、価格は29万8000円となる「RTX4080」は11月の発売を予定し、12ギガバイトモデルが16万4800円、16ギガバイトモデルが21万9800円となる。

 また、Valveの名作アクションパズルゲーム『Portal』がリマスターされ『Portal with RTX』として11月に配信されることも明らかとなった。こちらはレイトレーシングやDLSS 3といった最新機能にも対応したソフトウェアとなり、無料の公式ダウンロードコンテンツとしてリリースされる予定である。

 「RTX4090」や「RTX4080」に関する詳細については、以下のリリースも参照されたい。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


NVIDIA、パフォーマンスを飛躍的に向上させた GeForce RTX 40 シリーズでニューラルレンダリングの新時代をもたらす

Ada Lovelace アーキテクチャと DLSS 3 を搭載し、NVIDIA Ampere アーキテクチャ GPU より最大 4 倍高速な第 3 世代 RTX

2022 年 9 月 20 日、カリフォルニア州サンタクララ— GTC— NVIDIA は本日、ゲーマーとクリエイターに革新的なパフォーマンスを提供し、前世代の最大 4 倍のパフォーマンスを備えた、新しいフラッグシップ RTX 4090 GPU を筆頭とする GeForce RTX® 40 シリーズ GPU を発表しました。

新しい NVIDIA® Ada Lovelace アーキテクチャを採用した世界初の GPU である RTX 40 シリーズは、パフォーマンスと効率性で大きな世代間飛躍を実現し、リアルタイムレイトレーシングと AI を使用してピクセルを生成するニューラルレンダリングの新時代を象徴しています。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスンフアン(Jensen Huang)は、GeForce®その先へ: GTC 特別配信で次のように述べています。「RTX レイトレーシングとニューラルレンダリングの時代は全速力で進んでおり、我々の新しい Ada Lovelace アーキテクチャはそれを次のレベルに引き上げます。Ada はゲーマーにとって大きな飛躍であり、クリエイターに完全にシミュレーションされた世界を切り開きます。前世代の最大 4 倍のパフォーマンスを持つ Ada は、業界に新たな基準を確立するでしょう」

DLSS 3 はフレーム全体を生成し、ゲームプレイを高速化

フアンは、ゲームやクリエイティブアプリ向けのNVIDIAディープラーニングスーパーサンプリングニューラルグラフィックステクノロジの次の革命である NVIDIA DLSS 3 も発表しました。この AI を活用したテクノロジは、フレーム全体を生成することで、ゲームプレイを大幅に高速化します。GPU が独立してフレーム全体を生成できるので、ゲームにおける CPU パフォーマンスの制限を克服できます。

Unity や Unreal Engine など、世界で最も人気のあるゲームエンジンに搭載され、世界をリードする多くのゲーム開発者からの支持を受けており、35 以上のゲームとアプリケーションが間もなく登場します。

さらに、RTX 40 シリーズ GPU は、次のようなさまざまな新しい技術革新を特徴としています。

●ストリーミングマルチプロセッサ:最大 83 TFLOPS のシェーダー能力を備え、前世代の 2 倍以上向上。

●第 3 世代 RT コア:最大 191 TFLOPS の実効レイトレーシング性能を備え、前世代の 2.8 倍向上。

●第 4 世代 Tensor コア:最大 1.32 PFLOPS の Tensor 性能を備え、FP8 アクセラレーションを使用することで前世代の 5 倍に性能向上。

●シェーダー実行リオーダリング(Shader Execution Reordering: SER):シェーディング処理を瞬時に再スケジュールすることで実行効率を向上させ、GPU のリソースをより有効に活用。CPU のアウトオブオーダー実行と同様に重要なイノベーションである SER は、レイトレーシングパフォーマンスを最大 3 倍、ゲームでのフレームレートを最大 25% 向上。

● Ada オプティカルフローアクセラレータ:パフォーマンスが 2 倍高速化し、DLSS 3 がシーン内の動きを予測できるようになり、ニューラルネットワークが画質を維持しながらフレームレートを高めることが可能。

●アーキテクチャの改善:カスタム TSMC 4N プロセステクノロジと密接に結びついたアーキテクチャの改善により、電力効率が最大 2 倍向上。

●デュアル NVIDIA Encoder (NVENC):書き出し時間が最大半分に短縮され、AV1 がサポート。NVENC AV1 エンコードは、OBS、Blackmagic Design DaVinci Resolve、Discord などで採用。

より没入感のあるゲームのための新しいレイトレーシングテクノロジ

何十年もの間、レイトレースされたシーンを物理的に正しいライティングでリアルタイムにレンダリングすることは、グラフィックスの究極の目標とされてきました。同時に、3D ゲームやグラフィックスが現実世界を最も正確に表現しようとするにつれて、環境やオブジェクトの幾何学的な複雑さが増し続けています。

物理的に正確なグラフィックスを実現するには、膨大な計算能力が必要となります。『サイバーパンク2077』のような最新のレイトレースゲームでは、ライティングを決定するためだけに、各ピクセルに対して 600 を超えるレイトレーシング計算が実行されます。これは、4 年前に導入された最初のレイトレースゲームから 16 倍に増加しています。

新しい第 3 世代 RT コアは、2 倍高速なレイトライアングル交差テストを提供するために強化され、2 つの重要な新しいハードウェアユニットを含んでいます。Opacity Micromap エンジンはジオメトリのアルファテストにおけるレイトレーシングを 2 倍高速化し、Micro-Mesh エンジンは瞬時にマイクロメッシュを生成して追加のジオメトリを生成します。Micro-Mesh エンジンは、従来の複雑なジオメトリにおけるパフォーマンスとストレージの負荷なしで、ジオメトリの複雑さの増加という利点を提供します。

RTX Remix、新しい AV1 エンコーダーで再定義される創造性

RTX 40 シリーズ GPU と DLSS 3 は、すべての NVIDIA Studio クリエイターに進歩をもたらします。3D アーティストは、正確な物理演算とリアルなマテリアルを使用して完全にレイトレーシングされた環境をレンダリングし、プロキシを使用せずにリアルタイムで変更を表示できます。

ビデオ編集とライブ配信も、改善された GPU パフォーマンスと、新たに搭載されたデュアル第 8 世代 AV1 エンコーダーによって加速されます。NVIDIA Broadcast ソフトウェア開発キットには 3 つのアップデートがあり、パートナーは現在、顔の表情の推定、アイコンタクト、バーチャル背景の品質改善などを利用できます。

NVIDIA Studio ソフトウェアスイートに含まれる NVIDIA Omniverse™には、クラシックゲームの見事な RTX リマスターを作成するためのMOD 制作プラットフォームである NVIDIA RTX Remix がまもなく追加されます。RTX Remix を使用すると、MOD 制作者はゲームアセットを簡単にキャプチャし、強力な AI ツールでマテリアルを自動的に強化しつつ、レイトレーシングと DLSS で RTX をすばやく有効にすることができます。

『Portal』が RTX ON!

RTX Remixは、NVIDIA Lightspeed Studios により、史上最高のビデオゲームの 1 つとされる Valve の代表的なゲーム『Portal』をリマスターするために使用されています。完全なレイトレーシングや DLSS 3 などの高度なグラフィックス機能によって、ゲームに印象的な新しいルックアンドフィールがもたらされます。「Portal with RTX」は、『Portal』の 15 周年に合わせて、11 月に RTX グラフィックスを備えたクラシックなプラットフォーマーの無料の公式ダウンロードコンテンツとしてリリースされます。

GeForce RTX 4090 および 4080: 新しい究極の GPU

RTX 4090 は、驚異的なパワー、静音性、温度特性を備えた世界最速のゲーミング GPU です。完全なレイトレースゲームでは、DLSS 3 を搭載した RTX 4090 は、DLSS 2 を搭載した前世代の RTX 3090 Ti と比較して最大 4 倍高速です。また、同じ 450W の電力消費を維持しながら、現在のゲームでも最大 2 倍高速です。760 億のトランジスタ、16,384 の CUDA®コア、および 24GB の Micron の高速な GDDR6X メモリを備え、4K 解像度のゲームで毎秒 100 フレーム以上を一貫して提供します。RTX 4090 は 10 月 12 日に 1,599 ドルからの価格で発売予定です。

NVIDIAはまた、2 つの構成で発売される RTX 4080 を発表しました。RTX 4080 16GB は 9,728 の CUDA コアと 16GB の Micron の高速な GDDR6X メモリを搭載し、現在のゲームでは GeForce RTX 3080 Ti の 2 倍の速さであり、GeForce RTX 3090 Ti よりも低電力で高い性能を発揮します。RTX 4080 12GB は 7,680 の CUDA コアと 12GB の Micron GDDR6X メモリを搭載し、前世代のフラッグシップ GPU である RTX 3090 Ti よりも高速です。

どちらの構成の RTX 4080 も 11 月に発売され、価格はそれぞれ 1,199 ドルと 899 ドルからとなります。

購入方法

GeForce RTX 4090 および 4080 GPU は、ASUS、Colorful、Gainward、Galaxy、GIGABYTE、Innovision 3D、MSI、Palit、PNY、Zotac などの主要なアドインカードプロバイダーから定格およびファクトリーオーバークロックモデルを含むカスタムボードとして発売予定です。

また、NVIDIA の設計を望むファン向けに、RTX 4090 および RTX 4080 (16GB)は、NVIDIA が直接製造する限定のファウンダーズエディションも提供されます。(ファウンダーズエディションの日本国内での取り扱いはございません。)

GeForce RTX 40 シリーズ GPU は、Acer、Alienware、ASUS、Dell、HP、Lenovo、およびMSIなど世界中の大手システムビルダーによって構築されたゲームシステムに搭載される予定です。

NVIDIA について

1993 年の創業以来、NVIDIA (NASDAQ: NVDA)は、アクセラレーテッドコンピューティングのパイオニアとして活動してきました。1999年の GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に拍車をかけ、コンピュータグラフィックスを再定義し、現在の AI 時代の火付け役となりました。NVIDIA は現在、データセンター規模の製品を提供するフルスタックコンピューティング企業であり、産業のあり方を大きく変えています。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/

GeForce RTX 40 シリーズ、RTX 4090 GPU、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャ、NVIDIA DLSS 3、RT コア、Opacity Micromap Engine、Micro-Mesh Engine、NVIDIA Studio ソフトウェアスイート、NVIDIA Broadcast ソフトウェア開発キット、NVIDIA Omniverse、NVIDIA RTX Remix、および RTX 4080 GPU を含む、当社の製品およびテクノロジの利点、影響、仕様、パフォーマンス、機能、および可用性、ゲーマーに飛躍的な進歩をもたらし、完全にシミュレートされた世界のクリエーターに道を開く Ada Lovelace アーキテクチャ、業界に強力な新しい基準を設定する Ada Lovelace アーキテクチャの画期的なイノベーション、DLSS 3 を組み込んだ世界で人気のあるさまざまなゲームエンジンと、DLSS 3 をサポートする主要なゲーム開発者、および Portal with RTX の可用性に関する記述を含め(ただし、これらに限定されません)、本プレスリリースに記載されている記述の中には、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に NVIDIA 製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアルレポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

© 2022 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、NVIDIA ロゴ、CUDA、GeForce、GeForce RTX、 NVIDIA Omniverse、およびNVIDIA RTX は、米国およびその他の国々の NVIDIA Corporation (エヌビディアコーポレーション)の商標かつ/あるいは登録商標です。その他の会社名や製品名についても、それらに関連付けられる各会社の商標である可能性があります。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。
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