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「明晰夢」の世界に没入するサイコホラーゲーム『Afterdream』のデモ版がSteamで配信開始。物体を生成&消去するカメラで幽霊が住む夢の世界を徘徊。ザラついたピクセルアートが虚実入り混じる夢の世界を鮮明に描く

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 個人ゲーム開発者であるJesse Makkonen氏は開発中のサイコホラーゲーム『Afterdream』のデモ版の配信を開始した。

 本作は2023年の3月16日に発売予定で、対応プラットフォームはSteamとなる。

 『Afterdream』は不気味な明晰夢の世界が舞台のサイコホラーゲームだ。プレイヤーは2Dのマップを探索し、夢の中に潜む幽霊を手伝い、虚実入り混じる夢の世界に没頭していく。

 本作の最大の見どころは、やすりのようにザラついたアートワークだろう。細かい書き込みを携えたピクセルアートと、アナログテレビのような画面はノスタルジーではなく、「夢の世界」が持つ固有の解像度の低さを巧妙に描き出す。デフォルメされたキャラクターも不快さと心地よさがせめぎ合う「明晰夢」というモチーフにマッチしており魅力的だ。

 ゲームプレイの中心はマップを移動し、アイテムを探したり、パズルを解いて未開のエリアに突き進むこと。なかでも不思議なインスタントカメラを駆使するギミックは本作のゲームプレイの特徴となっている。

 カメラはファインダーを覗くことでのみ視認可能なオブジェクトを捉え、撮影することで物体が空間内に生成される。また、カメラのファインダーに鮮明に映りこむ実態のあるオブジェクトは、撮影することで消滅する。公開されたデモで本機能を使用したところ、困った時にひとまずカメラのファインダーを覗くことが攻略の鍵となりそうだ。

 今回公開されたデモ版には恐らくゲームオーバーへと導く敵対キャラクターは出現しないが、ダークなアンビエントや不気味な物音が終始プレイヤーに緊張感を与える。デモ版の時点で登場するシュールな幽霊は友好的だが、主人公に近づこうとする悍ましい存在の影も伺えた。

 10月3日から10月10日にかけて開催されるSteamのイベント「Steam Next Fest October 2022 Edition」では、作者自らが本作を紹介するライブストリームを開催予定だ。

 本作に興味がある読者はウィッシュリストに登録し、Jesse Makkonen氏のTwitterで発信される続報をチェックしつつ発売を待とう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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