Kalypso MediaはThe Dustの手がけるアクションアドベンチャーゲーム『The Inquisitor』のパブリッシングを担い、2023年の第4四半期にPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに発売すると発表した。
本作はパラレルワールドの16世紀を舞台に“異端審問官”として不信仰者たちの起こした事件の調査や断罪を行っていくという作品だ。以前には『I, The Inquisitor』の名で開発が進んできたが、タイトルに一部変更がくわえられた形である。
ポーランドのファンタジー作家であるJacek Piekara氏によるベストセラー小説『Inquisitor』シリーズを原作としており、宗教をテーマに据えた架空の歴史を描くダークな雰囲気が特徴のひとつ。プレイヤーは神に仕える異端審問官「モルディマー・マッダーディン」として、罪深き街「ケーニヒシュタイン」に派遣される。
ゲームは不信仰者による犯罪の捜査を行う形で進行していき、モルディマーの能力を駆使して容疑者を特定し、追跡し、時には戦いながら街に隠された真実を解き明かしていく。ストーリーの中では重要な決断を迫られる部分もあり、事件や任務の結末はプレイヤーの判断によって変化するようだ。
モルディマーが慈悲深い審問官となるか、冷血な信仰者となるかはプレイヤーの決断次第。尋問をふくむあらゆる権限が与えられたうえで、容疑者をどこまで追い込むか判断することも重要なポイントになるという。
主人公は人々の魂が生み出す精神世界「ウンウェルト」に入り込むこともでき、ここでは無意識に隠そうとしていた秘密すらも暴くことができる。ただし、闇の力が侵入者であるモルディマーに襲いかかるため、剣戟アクションを駆使して我が身を守らなくてはならない。
『The Inquisitor』はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに2023年の第4四半期に発売予定。Steamストアページの記述によれば、日本語の字幕とインターフェースにも対応するようだ。興味を持たれた方は、ストアページからウィッシュリストに登録しておこう。