インディーゲーム開発者のFabian Fischer氏は10月31日、人気の高い「ウィキペディア」のページを当てるPC(Steam)向け雑学クイズゲーム『WikiArena』の販売を開始した。通常時の価格は235円(税込)、日本語に対応している。
なお、日本時間11月2日(水)までの期間は10%オフの211円で購入可能だ。
本作は、「ウィキペディア」からランダムに選ばれるふたつの言葉から、より人気の高いページを当てるクイズゲーム。今までブラウザゲームとして展開されていたものが、Steam向けに実績機能やランキング機能を実装して登場したもの。
判断材料は「閲覧回数が多い」か「ページ自体が長い」かの2種類。3回間違える前に10問解けばいいというシンプルさから、海外ではストリーマーなどを中心にジワジワと人気が広がってきている作品だ。
筆者がプレイした際に遭遇した出題を例にあげると、「新潟県労働金庫」と「ペルシア語のラテン文字表記法」というふたつのページが提示されている。基本的に表示されるのは最初の数行で、知らない言葉であってもある程度の概要を察知できる。画像が存在していれば画像も表示されるので、人物などの場合はその有無などでもある程度の判断が可能だろう。
上記の問題では、より文学的で難解な内容になることを想定できる“右側の選択肢”について、ページが「より長い」と選択した。出題における「ページの長さ」と「閲覧回数」の基準は、両方の言葉を知らない場合にも大まかな想像が可能という特徴がある。
具体的には、何かしらの作品に関するページなら登場人物やあらすじ紹介で長くなる傾向があったり、極端に活躍時期が古い時代の俳優などは情報が少なくページが短かい、あるいは閲覧数がそもそも極端に少ないという可能性があげられる。
今回の場合、“ページの長さ”では「労働金庫」を上回っていた「ペルシア語」が正解となり、逆に“閲覧数”を基準にすると「労働金庫」が正解になる。そのため片方や両方の言葉がわからない場合でも、プレイヤーの推察力を試される絶妙なゲーム性となっている。
現時点で搭載されているモードは以下のとおり。
アリーナ:3回間違える前に、ランダムに出題される10問の正解を目指すモード
エンドレスモード:3回間違えるまで、無限に問題が出題されるモード
VS WikiBot:正解すればするほど性能が上がるCPUと対戦するモード
デイリーアリーナ: 一日ごとに問題が変わるアリーナモード。全世界で同じ問題が出されるため、回答速度を競い合える
ストリーマーVSチャット:Twitchと連携して、配信者と視聴者で対戦できるモード
『WikiArena』は現在Steamで発売中。体験版も配信されているほか、ブラウザ上では無料でプレイすることも可能となっている。興味のある方はチェックしてみてはどうだろうか。