X.D. Network Incは11月3日、『Finding Paradise』のNintendo Switch版、スマートフォン版が11月18日に発売すると発表した。
価格はいずれも税込で、Nintendo Switch版が1200円、iOS版が800円、Android版が720円となる。
『Finding Paradise』は、Freebird Gamesが手がけるアドベンチャーゲーム『To the Moon』シリーズの第2作。2017年にPC版がリリースされていたが、こちらは日本語に対応していなかった。この度のNintendo Switchとスマートフォン向けリリースにより、日本語でプレイ可能となる。
なお、PC版の日本語対応は未定だ。
前作の『To the Moon』は、記憶を改変する近未来のマシンを駆使し、死期が近い老人の「月に行きたい」という夢を意識のなかで叶える物語が描かれた。プレイヤーは夢を叶えるべく老人の記憶を順に辿り、人生と過ぎ去ったドラマを追体験する。
そんな『To the Moon』の続編である本作は、前作と同様に死に瀕した者の意識を改変し、記憶と夢を辿っていくストーリーベースの作品となっている。前作は順に記憶を辿る形式となっていたが、今作では主人公「コリン」の幼少期と黄昏期を往復する。
本作は前作をプレイしていなくとも楽しめるが、前作をプレイしている方も新鮮な記憶の旅路を堪能できるだろう。
興味がある読者は11月18日の発売を待とう。
プレスリリースの全文は以下のとおり
『Finding Paradise』 日本語対応、2022年11月18日発売決定
世界が認める名作『To the Moon』シリーズの続編、『Finding Paradise』が日本語に対応し、Nintendo Switchとスマホで同時発売決定。
発売日は2022年11月18日。
販売価格はNintendo Switchでは1,200円(税込);
スマホではiOS 800円(税込)、GooglePlay 720円(税込)。
前作『To the Moon』の主人公Dr.エヴァ・ロザリーンとDr.ニール・ワッツは今回も登場する。彼らは奇妙な仕事をしている。それは、人にもう一度生きるチャンスを与えるのだ。最初からずっと…しかし、それは患者の頭の中だけである。
人生の最後、思い残すことがあるなら、彼らに依頼して、記憶を書き換えることができる。あくまで記憶の書き換えなので、依頼者の実際の人生は何も変わらない。だが,依頼者がこの世を去る時,「自分は,悔いの人生を過ごしました」という充足感が貰える。今回の依頼者はコリンという老人だ。一人の孤独者が過去の自分を再発見する物語。
プロデューサーKAN GAO氏は、孤独な子供時代に対する顧みと偲びを本作に書き込み、同じような経験を共感する人々に、孤独感から前に進む力を与えてくれるだろう。
*本作は『To the Moon』と同様、シリーズの過去作をプレイしていなくても楽しめる。