ディズニー映画としても知られる『ピーター・パン』を原作としたホラー映画『Peter Pan: Neverland Nightmare』の企画が進行中であると、海外メディアThe Hollywood Reporterは報じている。本作の公開時期については未定。
『ピーター・パン』は、1900年代初頭にイギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーが発表した戯曲および小説。少女ウェンディが異世界「ネバーランド」に住む歳を取らない少年ピーター・パンと出会い、ネバーランドへと連れられてさまざまな冒険をする物語として知られている。
『Peter Pan: Neverland Nightmare』の映画化企画を進めているのは、2022年にパブリック・ドメインとなったA.A.ミルンの児童小説『くまのプーさん』をホラー映画化した『Winnie-the-Pooh: Blood and Honey』の制作で話題となったリース・フレイク=ウォーターフィールド監督だ。
同監督は、クリストファー・ロビンに捨てられて野生化したプーさんが、食料として人間を狩り始める低予算のスラッシャーホラー映画として同作を制作。世間的なイメージからかけ離れた血みどろのビジュアルとなったプーさんは、発表されるなりそのイメージとのギャップから数多くの人の興味を惹きつけることとなった。
そして同作が公開を控えるなか、同監督の次作として計画が進んでいるというのが、『Winnie-the-Pooh: Blood and Honey』の続編と、今回の『Peter Pan: Neverland Nightmare』だ。
作品の詳細はまだ不明だが、『くまのプーさん』と同様に『ピーター・パン』もまた原作小説は現在パブリック・ドメインとなっており、著名な童話であることやディズニー映画としての世間的なイメージなどから、新たな映画のアレンジ元として、今度は同作に白羽の矢が立ったとみてほぼ間違いないだろう。
『ピーター・パン』を大きくアレンジした作品といえば、ネバーランドに帰らず40歳の大人となったピーター・パンが活躍する映画『フック』なども存在したが、はたして本作はどのような作品となるのだろうか。『Neverland Nightmare』という副題からして、少なくともネバーランドには血なまぐさい展開が起こることになりそうだ。
『Peter Pan: Neverland Nightmare』は現在、リース・フレイク=ウォーターフィールド監督による制作が進行中だ。公開時期については未定となっている。