12月26日から開催されているゲームのクリアタイムを競うリアルタイムアタック(RTA)・チャリティーイベント「RTA in Japan Winter 2022」にて27日(水)、PC版『海腹川背・旬』の目隠しRTAが披露された。走者はわあい氏、解説はTKDL氏が務めた。
『海腹川背・旬』は1997年に初代プレイステーションで発売された2Dアクションゲームだ。『海腹川背』シリーズの第2作で、主人公の女の子・海腹川背を操作して伸縮自在のフック付きゴムロープを天井や壁に引っ掛けながら、慣性を利用したアクションでゴールとなる扉を目指していくものとなっている。
今回、走者のわあい氏が挑んだのは、「Any%」と呼ばれるゲームの達成率にこだわらず、とにかく最速でのクリアを目指すという条件に、目隠しという縛りを加えたレギュレーションだ。
挑戦中、わあい氏は視覚を使えず、防音ヘッドホンにより解説の声も聞こえないという状態でゲーム音のみを頼りに次々とステージをクリアしてゆき、自身でも初となるノーミスクリアをみごと達成。自己新記録かつ世界新記録となる9分23秒のタイムを叩き出した。
わあい氏は完走した感想として「(予定タイムを)30分もらっていたが、めちゃめちゃ早く終わってしまった。(うまく行きすぎて)完走した感想もない」「9分54秒の自己ベスト動画を明日に投稿する予定だったが、(タイムを)更新してしまったのでどうしようかという気持ちになっている」とコメントした。
また解説のTKDL氏は今回の記録について「本当に目隠しだったんですかね」「目隠しのリカバリーのポイントなどを説明する必要が出てくると思ったが、あまりにスムーズすぎてなにも(言うことがなかった)。わあいさんのプレイに拍手喝采という感じだ」と感想を述べた。
なお、わあい氏の旧記録の動画は予定通りニコニコ動画に投稿され、現在公開中となっている。
「RTA in Japan Winter 2022」は、12月31日まで連続開催中だ。TwitchのRTA in Japanチャンネルでは現在、開催中の様子を24時間配信している。
また同イベントで得られた収益は、配信収益から税金を差し引いた全額およびチャリティグッズの売上の一部を「国境なき医師団」へ寄付する予定だ。