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ドラマ『THE LAST OF US』1月16日よりU-NEXTで独占配信スタート。ジョエル役の山寺宏一さんをはじめ原作キャストが集結した日本語吹替版も2月13日から配信決定

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ペドロ・パスカルとベラ・ラムジーへのQ&A

なぜ「THE LAST OF US」に参加したいと思ったのですか?

ペドロ・パスカル:スタート時点では、クレイグ・メイジン(脚本/製作総指揮)と HBO だということになるね。この仕事を受けるまで、元のゲームのことは知らなかったんだ。でも最初の2~3話の台本を渡され て、これはすごいと思った。原作が没入感のあるゲームなんだと知って、本当に驚いたよ。クレイグの台本を読み、クレイグに会い、HBO のストーリーテリングの質の高さを知ったということが一番の理由だね。 それからは、ただ幸運の連続さ。

ベラ・ラムジー:台本が今までで最高のもので、読むとまるでスピリチュアルな体験をしているようだったわ。 新しい台本が届くたびに、誰にも話しかけられない場所で一人きりになって、ひたすらその状況を飲み込もうとするの。その体験が素晴らしかった。しばらくの間、我を忘れた気分になった。それが完璧に画面に反映 されると思うわ。そしてその画面を見てる人たちもきっと我を忘れると思うわ。本当にクールな体験だった。オ ーディション用の動画は自分で撮るけれど、98%くらいの確率で、その内容は忘れてしまう。 オーディションのことは、すぐに吹っ切るの。でもこの作品の場合は、頭の中に残っていたわ。素晴らしいクリ エイターの作るとてもクールな物語で、ぜひ出演したいと思ったわ。ゲームはプレイしたことがなかったけど知っていたから、この作品に参加できたらとても素敵だなと思った。ペドロ・パスカルをはじめ、素晴らしい共演者やスタッフと一緒に仕事ができて本当によかったわ!

ベラに質問です。アシュレー・ジョンソンの演技に影響されないように、ゲームをプレイしなかったというのは本 当ですか?

ベラ・ラムジー:本当よ。クレイグとニール・ドラックマン(脚本/製作総指揮)と行ったZoom会議で、私がゲームをプレイしたかどうか、彼らに尋ねられたわ。
私が「やっていない」と答えると、彼らは「今後もプレイしないで」と言ったの。私がアシュレーの象徴的なエリ ーをまねるべきだと思わないように、私をゲームから遠ざけたかったのね。また、彼らが私とペドロに信頼を寄せてくれていたんだとも思う。
アシュレーとトロイ・ベイカー(ゲームでのジョエル役)は、エリーとジョエルを演じる際の参考資料は持っていなかったとクレイグとニールは、言ってたわ。2人はただ、エリーとジョエルだったの。私はエリーはすでに自分の一部であり、皮膚の1つであるように感じたわ。ゲームの出来があまりにも素晴らしいから、約束を破ってプ レイの様子を少し見ちゃった。このゲームでは驚くようなムービーが数多く作られていて、素晴らしいと思った
わ。それらを参考にさせてもらったの。

ペドロ、あなたはゲーマーですか?もしそうなら、今シーズンのドラマ撮影を終えて、プレイステーションのコントローラーを手に取りましたか?

ペドロ・パスカル:私も同じ指示を受けたよ。クレイグが「ゲームをプレイことがあるか」と聞いてきた。「プレイ してない」と言ったら、「今後もやらないで」と私も言われたよ。でも実は彼に黙って、ノーティードッグにプレイステーションを送ってもらうように頼んだんだ!甥っ子たちと一緒にゲームをしようとしたら、我慢できなくなったのか、彼らにゲーム機を取り上げられてしまった。私はコントロール技術がないが、このゲーム体験はとても気に入ったよ。家から出られなくなりそうで、かえって技術のなさに感謝するくらいだ。というのも、このゲームは没入感のある体験ができるからだ。特に先に進めば進むほど、ストーリーが展開されていく。それがとても魅力的だ。私にとっては非常にユニークな方法ではあるが、過去の作品同様、ドラマの原作を学ぶことができたんだ。
トロイ・ベイカーやアシュレー・ジョンソンの演技からインスピレーションを得ることは、自分と作品のトーンを一致させるために必要だったんだ。また、ニール・ドラックマンをはじめとするノーティードッグのチームが作り上げたビジュアル面からも、インスピレーションを得る必要があった。ゲームをプレイすることで、このとても美しく作り上げられたドラマ作品に参加するために必要なパズルのピースを手に入れることができたよ。

ベラに質問です。アクションシーンは楽しく撮影できましたか?

ベラ・ラムジー:スタントシーンは大好きなの! 俳優じゃなかったら、スタントパフォーマーになりたかったくらい。肉体的に自分を追い込むのが好きだから、すごい体験だった。最初はスタントシーンがあるけれど、数は多くないっていう話だったの。その後かなり増えたんだけど、誰もケガをしない、管理された環境で戦えたのは楽しかったわ。最高のシチュエーションだった。実は、ちょっとだけケガをしたのよ!役に没頭しちゃって。あの時はトレーニングが十分ではなかった。通常セット撮影では、セットに入る前に数時間のリハーサルを行うの。でもただ言われたことをやるのが、考えすぎなくていいという場合もあって、あの時がそうだったわ。私への信頼がとっても大きかったってことね!

ジョエルとエリーの間の雰囲気を和らげ、絆を深めるためにユーモアは大事でしたか?

ペドロ・パスカル:笑いが抑えきれなくなってしまうので、今、私たちが同じ部屋にいなくてよかったよ。それこそ無限に笑っているからね。作品の題材が暗いこともあって、2人の間のユーモアが非常に硬直化したジョ エルの性格を和らげていると思うよ。そして演じる私たちにとっても、題材に取り組み、作品中で生きていく上でベラと絆を深めていくには、たくさんの笑いが必要だったよ。

ベラ・ラムジー:痛くなるくらい笑っちゃう時もあったわ!エリーはすぐにジョエルに嫌みを言い始め、笑わせよ うとするけど、たいてい失敗するの。それでもしつこく続けて、不機嫌な男を笑わせた時には、すごい達成感を味わうことができる。2人の関係の中で、本当に大好きな部分よ。

撮影で特に印象に残っていることは?

ペドロ・パスカル:突然の発作のような笑い声だね。ベラの喉で抑えられている音が何なのか、考えたよ。 まるで真菌症のように、その笑いの伝染力は強烈だった。山の上で、死体や怪物に囲まれていたのにね …。

ベラ・ラムジー:登場人物の、死んだ家族の話をしている時ね! クスクス笑いから始まって、すごい大笑いになったの!もうひとつ思い浮かぶのは、体力的にも精神的にも負担が大きかった、ある長い1日のこと。 ペドロはいなかったわ。とてもマゾヒスティックな感じですごく疲れていたけど、私のお気に入りの日の1つよ。 自分が成し遂げたことに満足できて、とてもうれしかったわ。

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ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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