いま読まれている記事

『FF10』を歌舞伎化した「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」より“異界送り”の演技がお披露目。ユウナ役を演じる中村米吉さんが和楽器アレンジの「異界送り」にあわせて美しく静かに舞う

article-thumbnail-230202e

 木下グループは、スクウェア・エニックスの人気RPG『ファイナルファンタジーX』(以下、FF10)を原作とし、3月4日(土)から4月12日(水)にかけて公演予定の歌舞伎「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」(以下、新作歌舞伎 FF10)の新映像を公開した。

 今回公開されたのは、『FF10』のヒロインであり召喚士の「ユウナ」役を演じる中村米吉さんによる鎮魂の儀式“異界送り”の様子だ。

 異界送りは召喚士が舞い踊り、死者の魂が現世に留まらないように異界へと送るという儀式で、夕焼けの浜辺でユウナがはじめて異界送りをするシーンは『FF10』のなかでもとくに印象的なシーンのひとつとなっている。

 「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」に関して、実際の演技の様子が映像としてお披露目されるのはこれが初めて。

 昨年7月に本歌舞伎の情報が公開された際には、どのような公演になるのかという疑問の声も多く見受けられたが、今回の映像が公開されてからは、「新作歌舞伎 FF10」の公式Twitterアカウントによる映像公開ツイートへの反応を中心に、多くの肯定的な声が集まっているようだ。

 同映像公開ツイートは現在、8000リツイートを超える多くの注目を集めている。

 また本映像に使われている楽曲は、実際の公演でも使われる楽曲のひとつとのことだ。植松伸夫氏が『FF10』で制作した楽曲「異界送り」を和楽器によって見事にアレンジしており、こちらについても公演に向けた気合の入り方がうかがえる。

 「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」は、3月4日(土)から4月12日(水)にかけて、東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京にて公演予定だ。

 気になった方はこの機会に、本歌舞伎の公演を実際にその目で見に行かれてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ