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「YESと言ってはいけない」無料の短編ゲーム『DON’T SAY YES』が話題に。ついYESと言いたくなる物語が注目を集める「不時着したパイロット」と優し過ぎる「悪魔」の物語

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 ゲームクリエイターの紅狐氏が手掛けた「YESと言ってはいけない」短編のノベルゲーム『DON’T SAY YES』がSNSや「はてなブックマーク」にて注目を集めている。

 『DON’T SAY YES』はPCおよびスマートフォンのブラウザから無料でプレイ可能だ。

『DON’T SAY YES』が話題に。「YESと言ってはいけない」無料の短編ノベルゲーム_001

 『DON’T SAY YES』は月面で遭遇した「あくま」との会話を描く短編のノベルゲーム。物語はルナ歴22XX年に一隻の宇宙船が月へ墜落し幕を開け、プレイヤーは宇宙船に搭乗していた生命の危機にあるパイロットとしてゲームをプレイする。

 そして、パイロットのもとには突如「あくま」が出現し、彼はパイロットの肉体を自身に譲るように交渉してくる。この要素により、プレイヤーはタイトルのとおりに「YES」と言って体を明け渡さないよう会話を行うこととなるのだ。

 ただ「YES」を選ばないことは簡単だが、物語が進むたびプレイヤーの分身であるパイロットの事情が明かされていき、悲しくやるせないパイロットの事情を知ればつい「YES」と答えたくなってしまう。

 タイトルや本作のキャッチコピーから読み取れる「YES」と言ってはいけないという前提知識と物語の誘導が矛盾していく体験が大きな魅力となっているだろう。

『DON’T SAY YES』が話題に。「YESと言ってはいけない」無料の短編ノベルゲーム_004

 本作は5分から10分でプレイでき、バッドエンドを含む3つのエンディングが用意されている。開発には「ゲームボーイ」風のビデオゲームに特化した開発ツール「GB Studio」が使用され、作者のあとがきによると開発期間はわずか3日だという。

 また、本作をプレイしたユーザーの反応を参照すると、優し過ぎる「悪魔」のキャラクター性や、短編ながらプレイヤーを引き込む物語、「ゲームボーイ」風のアートワークと音楽を称賛するコメントが多い印象だ。

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 本作を手掛ける紅狐氏は本作のほか、4月6日に早期アクセス版として配信を開始した悪人の頭をお花畑にするアドベンチャーゲーム『MINDHACK』の開発にてメインシナリオや技術面を担当しているという。くわえて、小説作品『重機のキララ』、『ALEX THE UNDEAD』をウェブサイト上で公開しているため、『DON’T SAY YES』が気に入った方はこちらもチェックしてみよう。

 『DON’T SAY YES』は無料で遊べる短編の作品となっているため、未だプレイしていない方はぜひ実際にプレイしてみてはいかがだろうか。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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