講談社は、同社が展開するゲーム制作のクリエイター支援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ(GCL)」について、5月1日(月)から募集形式を年4回から「常時募集」へ変更すると発表した。また、従来の合格者「ラボメンバー」に加えて、担当編集者のサポートを提供する「フェロー」の新設も伝えられている。
2020年9月にスタートした講談社ゲームクリエイターズラボは「年間最⼤1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」とのキャッチコピーで話題を集めた講談社のクリエイター支援プロジェクトである。これまでには5回のメンバー募集を実施し、応募数は合計3000件以上。プロジェクト開始から約2年半が経過した執筆時点で24組のクリエイターが「ラボメンバー」に認定されており、半年ごとに税抜500万円の支援金やローカライズ・宣伝・営業などのサポートを提供している。
今回の発表によると、新設される「フェロー」にも担当編集者がつき、「ラボメンバー」への昇格を目指して打ち合わせを重ねながら企画を作成していく。完成した企画は随時開かれる「ラボメンバー選考会議」へ提出できるほか、企画の著作権自体はクリエイターに帰属するようだ。
常時募集は5月1日(月)正午から開始されており、専用フォームから応募できる。なお、応募に関しては開発しているゲームのデモ版や企画書が必要で、可能であれば「世界で楽しまれること」を見据えたものが望ましいという。対応プラットフォームおよびアナログゲーム、ゲームのジャンルは問われず、未発売のものや講談社の小説・マンガを使った企画も可能となっているため、興味があるクリエイターの方は応募してみるとよいだろう。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
講談社ゲームクリエイターズラボ、常時募集開始!
「1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」というキャッチフレーズで
2020年9月に始まった講談社ゲームクリエイターズラボ(GCL)。
これまで5度にわたるメンバー募集を行い、合計で3000件以上の応募がありました。
そして現在、24組のクリエイターさんがラボメンバーとなっております。
プロジェクト発足から約2年半が経ち、この取り組みを通じて、
我々講談社がインディゲームクリエイターの皆様をお手伝いするにあたっての
万全なサポート体制が構築できてきたと実感しております。
そこで本日5月1日(月)12:00より、
ゲームクリエイターズラボオーディション(GCLA)を「常時募集」へと変更し、
従来の「ラボメンバー」に加えて「フェロー」という枠を新設します!
詳細については下記をご覧ください。
ラボメンバーになったらどうなる?
■半年ごとに税抜500万円を支給(支払いの前に審査あり)
■著作権はクリエイターに帰属
■担当編集者が全力サポート
■英語対応、多言語化対応サポート
■講談社による作品のパブリッシング
■講談社媒体による広報・宣伝・営業サポート
■作品のマルチメディア展開サポート
■IP許諾、コラボ案件のサポート
■取材同行サポート
■講談社内のモーションキャプチャスタジオ使用可能
など
フェローになったらどうなる?
■担当編集者が全力サポート
■ラボメンバーを目指して担当編集者と企画を作る
■企画が完成したら「ラボメンバー選考会議」(随時開催)に提出する
■著作権はクリエイターに帰属
募集期間
2023年05月01日(月) 12時00分 ~
応募方法
下記の応募フォームから講談社ゲームクリエイターズラボオーディションにご応募ください。
応募はこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfVcEPa1UbMESnyxee2fnvbPoZrk5CHwSCouuvJgNmtDgNTjw/viewform?usp=sf_link
※書類選考を通過した方には、応募から10営業日以内に面談のご連絡を差し上げます。落選の場合も選評を添えてメールをお送りします。
※ゲーム持ち込み、ゲーム紹介番組「Amazing Indie Games」へのご応募もこちらのフォームからになります。
※複数企画のご応募も可能ですが、1回につき1企画ずつの応募をお願いします。
※アナログゲームの本体をお送りいただける場合は、フォームにご記入の上、応募用ネームと連絡先を添えて下記住所まで郵送してください。
郵送にて応募の場合
〒112-8001
東京都文京区音羽2-12-21
株式会社講談社 クリエイターズラボ
「ゲームクリエイターズラボオーディション」応募係 宛
応募上の注意
■応募データは返却いたしません。必要な方はコピーを取ってからご応募ください。
■お送りいただきました個人情報は、選考目的のみ使用させていただきます。ご本人の許可なくそれ以外の目的で使用することは一切ございません。
個人情報取り扱いについて
https://www.kodansha.co.jp/privacy/
応募企画について
■開発中のゲームのデモ版または企画書(特徴や開発概要がわかるもの。書式自由)
■世界で楽しまれることを見据えたものが望ましい
■Steamなど配信ゲーム、スマホアプリゲーム、アナログゲーム(ジャンルや種類は問いません)
■未発売のもの(続編は可能)
■講談社の小説やマンガなどを使用した企画も可能
※最終選考時に著作権者への許諾の可否を講談社から問い合わせますので、応募者は応募時に著作権者または編集部への連絡はしないでください。また、著作者の人格権の侵害や、名誉・声望を害する内容はご遠慮ください。
権利・契約について
■ご応募いただいた企画やプログラム(採用された企画やプログラム、成果物も含みます)の著作権は投稿者本人に属します。
■ラボメンバーに選ばれた際、講談社と本プロジェクトの成果物に関する契約(以下「本契約」といいます)を締結していただきます。
■本契約が書面により締結されるまで、このオーディションに関して応募者と講談社間には何ら権利・義務は発生しないものとします。また本契約締結後の応募者と講談社間の法律関係については、すべて当該本契約の内容に従うものとします。
■上記本契約の内容については面接時や契約締結前に十全にご説明さしあげ、ご納得いただいたうえで契約します。応募をもって了承したとは見なされませんので、ご安心ください。
選考の流れ
■応募データは編集部員が随時確認し、面談に進むかを決定します。
■面談に進んでいただく場合は10営業日以内に面談日時についてメール、落選の場合は選評を添えてメールをお送りします。
①フェローを経由する場合
面談からフェローまで
■面談をもとに「フェロー」となるかを決定します。
■フェローに選出されたら、担当編集がつきます。
■担当編集がフェローの伴走をするのは半年間です。
■3ヵ月に1回、その間に決定したフェローをGCLのHP&Twitterにて発表します。
フェローからラボメンバーまで
■担当編集と定期的に打ち合わせを行い、随時行われる「ラボメンバー選考会議」に企画を提出します。
■会議で企画が承認されると、「ラボメンバー」となります。
②フェローを経由しない場合
面談からラボメンバーまで
■面談の結果によっては、フェローを経由することなくラボメンバーに決定する場合もあります。
選考方法
講談社ゲームクリエイターズラボオーディション委員により厳正に審査させていただきます。
応募に関して
■本オーディションの内容・スケジュール等については、講談社の判断により予告なく変更または中止をする場合があるものとします。
■ご応募いただいた個人情報 は個人情報保護法に基づき責任をもって管理し選考終了時に適切な方法で破棄します。