パブリッシャーのDread XPは5月5日、H.P.ラヴクラフトの作品を題材にした恋愛シミュレーションゲーム『Sucker for Love: Date to Die For』の体験版をSteamストアページにて配信開始した。
本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、記事執筆時点で日本語への対応は明かされていない。
「Sucker for Love: Date to Die For」はクトゥルフ神話の原点であるホラー小説家「H.P.ラヴクラフト」が手がけた『インスマスの影』や『ダンウィッチの怪』にインスパイアされた恋愛シミュレーションゲームだ。
物語はとある町「サクラメン町」で発生した謎の失踪事件を調査していた主人公の「スターダスト」が誘拐される場面から幕を開け、迷宮からの脱出を描くという。
国内アニメの違法アップロード映像風のトレーラーのとおりにH.P.ラヴクラフトと共に90年代の日本のアニメ作品を想起させるアートワークが採用され、唯一無二の奇妙な作風に期待できる。
ゲームプレイはポイント&クリック型のアドベンチャーゲームと「3Dダンジョン」風のマップを探索する形式を採用しており、探索パートでは360度画像を活用した立体的な迷宮の探索が楽しめる。
くわえて、作中では「チョコレート」を作る場面があり、「チョコレート」にまつわるプレイヤーの選択により物語の結末が変化するという。
また、本作はパブリッシャーであるDreadXPがリリースしたインディーの短編ホラーゲームのコンピレーション作品「Dread X Collection 2」に収録された「Sucker for Love」とその正式版『Sucker for Love: First Date』の続編となっており、前作に引き続き旧支配者たちが美少女となって登場するようだ。
前作ではクトゥルフをモチーフとしたLn’Etaなどが登場していたが、ストアページを参照すると今作ではシュブ=ニグラスを元にした美少女キャラクターとして「ロクザン(Rhok’zan)」が登場する。
なお、前述のとおり本作は日本語風トレーラーが公開されていながらも日本語への対応予定は発表されていない。
ウィッシュリストに登録することでパブリッシャーや開発者がローカライズを検討する際の判断材料となるため、本作を日本語でプレイしたい場合は『Sucker for Love: Date to Die For』のストアページにアクセスし、ウィッシュリストに登録して続報を待とう。